日本では連日、アメリカメジャーリーグ(MLB)における大谷翔平選手の活躍が大々的に報じられています。
日本時間6月22日〜23日に行われたロイヤルズ戦では、2本塁打8打点を記録した翌日に8回13奪三振を記録しアメリカ本土でも大きな話題となりました✨✨✨
昨年は満票でリーグMVPに選ばれ、今シーズンも誰にも真似できない唯一無二の活躍を見せている大谷選手。

そこでしばしば話題に上がるのが『大谷翔平は史上最高の野球選手か?』ということです😇✨
100年以上の歴史を持つMLBでは、これまで数多くの名選手たちがプレーしてきました。
その選手たちはGOAT(Greatest Of All Timeの略)🐐と呼ばれ、尊敬を集めてきました。
ここではそんなGOAT🐐たちと大谷選手の成績を比べながら『史上最高の選手か否か』について論じてみたいと思います。
野球はしばしば『数字のスポーツ』と言われますが、時代によってルールや戦略が異なり、一概に打率や勝利数を見るだけでは正確な比較ができません❌
そこで今回参照したいのが、『ERA+』と『OPS+』という数字です。
日本ではあまり聞き馴染みのないものかと思いますが、いずれも球場などの環境差を排除した指標で、リーグ平均の成績を『100』で表します。
この数値であれば、純粋にその時代その年の環境においてその選手がどれだけ抜きん出ていたかを比べることができます😊😊😊
(※ERA+が投手、OPS+が打者の指標です)
大谷選手のMVPに輝いた2021年から6勝目をあげた2022年6月23日までの成績で、投手としてのERA+が『140』、打者としてのOPS+が『150』となっています。(たまたまとてもキリのいい数字に😅)
この数字を過去のGOAT🐐たちと比べてみたいと思います✨✨
まずは投手⚾️《大谷翔平▷140》
大谷選手と比較される事の多い“野球の神様”ベーブ・ルースが本格的に投手として稼働していた1915~17年のERA+は『134』でした。
他には、現MLBで投手最高の栄誉に名を残す大投手サイ・ヤングが大谷選手と同じ26~27歳シーズンに記録したERA+が『141』。
殿堂入り確実といわれている現役投手ジャスティン・バーランダーの26~27歳シーズンの記録が『128』でした。
これらの数字から、大谷投手は過去の偉大なエースたちと比較しても遜色ない成績を残していることが分かります😲
続いて打者⚾️《大谷翔平▷150》
通算714本ものホームランを放ったベーブ・ルースが二刀流としてプレーした1915~17シーズンのOPS+が『153』。
そのベーブ・ルースの本塁打記録を破ったハンク・アーロンは同時期に『160』を、1990年代のスーパースターケン・グリフィーJr.が『160』をそれぞれ記録しています。
日本のレジェンド、イチローさんが新人王とMVPを獲得した2001年からシーズン最多安打記録を樹立した2004年までの期間に記録したOPS+が『122』でした。
(※イチローさんの場合は長打が少ないため、数字は高くなりにくい面があります)
これらの比較から、大谷選手は打撃面でも殿堂入り選手クラスの能力を有していることが分かります😳
これらの殿堂入りに値するほどの投打の能力を、たった1人のプレイヤーが同時に有しているという事実が何よりの驚きです😳
他にもデータ大国アメリカ🇺🇸には、選手の総合力を示す指標としてWAR (Wins Above Replacementの略。代替クラスの選手と比較してどれだけの勝利数を上積みしたかという指標) が用いられます。
MVPクラスの選手でも1年間で『6~8』程度。
殿堂入り選手がキャリア通算で『70~100』程度の積み上げ式 (成績次第では減ることも💦) の数値です。
先日の『打者として2本塁打8打点』の翌日に『投手として8回無失点13奪三振』という驚異的な活躍を見せた2日間で、米専門サイト『Fangraphs』が算出した大谷選手のWARは驚愕の『1.0』😳⁉️
歴代最多を稼ぎ出したベーブ・ルースの通算WARが『168.4』。これは2503試合に出場して積み上げた数字で、1試合平均に直すと『0.06』程となります。
これだけでも大谷選手の2試合で『1.0』の衝撃が少しはご理解いただけたかと思います💦
ここまで様々な数字から大谷翔平選手の凄さを検証して参りましたが、改めてとんでもない選手だなと驚かされる結果となりました😱✨✨
結論として、大谷翔平選手は歴代のレジェンドたちと比較しても遜色ないレベルの投手であり打者であり、“野球の神様”ベーブ・ルースと並んでMLBの伝説になり得る選手!
というところで、今回は許してください🙇
最初に触れた“歴代最高か?”という議論にはまだまだ検討すべき点や彼自身が証明すべき事が多すぎるので……😅💦
ただ、間違いなく言えることは今、生きている間に彼の全盛期のパフォーマンスを見ることができるのは幸せだという事です✨
何故ならこの先、彼と同じような活躍ができる選手はもう二度と現れないかもしれません。もしかしたらこの先大谷選手をきっかけに二刀流選手が当たり前の時代になるかもしれません。
彼がその分岐点に立っていることは間違いありません。
大谷翔平選手の今後のキャリアに注目しましょう👍
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺️🎶
皆さまのご意見ご感想お待ちしております✨✨