Futureless
『It's Better To Burn Out Than To Fade Away.』  by  Kurt Cobain
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記憶


もしも 今の私が以前と違うとしたら




もしも 今の私が以前の私じゃないとしたら




この先どこへ向けばいいのだろう




この気持ちを誰に伝えればいいのだろうか




そして 誰に謝ればいいのだろう







ごめんなさい



ごめんね








私の身体には激しい風がまとわりついていて




毎日ごうごうと音を立て続けている




どうやらずっと嵐の真ん中にいるらしい




その嵐の中から叫んでも勿論誰にも聞こえない




この嵐が見える向こう側からは




ただ風がごうごうと鳴る嵐にしか見えない




そして 嵐が近付くとみんな逃げてしまう




当たり前だ




この風は止む日が来るのだろうか




また今日が来たようだ




毎日勝手に来やがる




ごうごうと言っている間に




いつの間にか違う年にもなっていた




ごうごう




ごうごう




誰かを吹っ飛ばしてしまうくらいなら




このままでいいや




ごうごう









kennaona




Futureless-地.JPG















目の前に人生のまっすぐな道が用意されている




ぼんやりとした頭で突っ立ってそれを見ている




それでも私はやはりその道を歩くことを選ばない




そこから右か左へと遠ざかるだろう




だけれど




歪んで揺らいで悩んで苦しんで




憎んで愛して悔やんで迷って散々泣いたあとならば




少しだけ覗き怖々と歩いてみるかも知れない




そして歩きながら手ぶらで空を仰ぎ




心の底から声を出して大声で笑ったりしてみたい




まっすぐな まっすぐな道




憧れの光の道















Underneath the sky

 By  Oasis










kennaona






太陽光

退屈だ




正しくまっすぐ歩くのは




順序を守り間違えずに事を進めるのも




とりあえずそのような生活を演じ続けるのも




でも待っていた




じっと闇を見据え睨み付けながら待っていた








退屈








なんて幸せな言葉なのだろうか











House Of The Rising Sun

 by  Muse

『 1 LOVE 』








Futureless-太陽.JPG





kennaona





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