股上三郎のブログ

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私の名前は、えりな。斉藤えりな。
東京は江東区南砂町の倉庫で働いてる。



股上くんと出会ったのは確か春だったと思う。
うちの倉庫は春が年間で一番の繁忙期なの。
そこで毎年、派遣会社から多くの人が派遣されてくるの。
その中に股上くんはいた。
印象はとにかく笑わない。
最初に話しかけたのは夏だからそれまで笑顔は見たことなかったわ。





うちの倉庫は空調がないから夏はサウナみたいに暑いの。



「股上くん、暑いねぇ~」
「そうですね」





ヤバくない?笑
会話即終了!!笑





どんだけ無愛想なんだよ!って!


これが初めての会話ね。







でも、なんだかんだ話をするようになってビックリしたの!
喋るじゃん!!って!!笑





そっからは一気に仲良くなった。
股上くんは私をシソナって呼ぶようになったわ!


シソナの由来?
わたしが「しそ」めっちゃ好きだから!
冷蔵庫には常に4、5枚はキープしてる。
シソ美味しいよね~






話は変わるけどこう見えてわたしは結婚してるの。
社内恋愛ってやつ?



でも実はあんまり上手くいってなかったの。
っていっても生活自体はうまくいってたよ。
問題は夜にあったの。



セックスの相性がよくなかった。
彼は丁寧に前戯してくれるんだけど、全然気持ちよくないの。
ポイントがズレてるっていうか。
それで気持ちいいフリも疲れるじゃない?
前戯の演技は飽きたの。







ちょうど夜の生活に行き詰まったころ股上くんに出会ったもんだから、いろいろ想像しちゃって…




何回も言おうと思った。
「私を犯して!獣のように犯して!!!」って...





でも、言えなかった。
プライドが高かったのかな。
今ならそんなプライド捨てちゃえるのに。
ホント馬鹿みたい。あたし。




股上くんと出会ってからはホントに楽しかった。
旅行のお土産をくれたり、私が手紙を書いたり…

ホントに楽しかった。



なのに、股上くんはある日突然いなくなった。

私の心を盗んだまま。











そう、まるでルパンのように。







つづく