チェロ日記 -4ページ目

Morte a Venezia


10年ぶりに名画と向き合いました。

主役とも言える、マーラー交響曲第5番第4楽章「アダージェット」と、

世紀の美少年と言われたビヨルン・アンドレセン。

あまりに切なく美しすぎる…。


30代の今観ると、アッシェンバッハの滑稽とも思える行動と愛情に、

シンパシーを感じてしまう。

芸術=倫理や観念、信条も破壊してしまうほどの圧倒的な美とは…無力だな。


10年前は憧憬を抱いていただけど、今は畏怖の念。

タジオが死神にさえ見える。

というか、登場人物全員が死の使いなのかも。


死と生、退廃と健全、孤独と家族…

対比イメージがさらに強烈に印象に残る。

言葉が少ないのに、これだけ強烈に心臓を鷲掴みにされるなんて、凄い、悔しい笑


今の自分の思念に共鳴しすぎたな。


しばらくあの旋律ときらめく水面が頭から離れそうにありません。

ひまぴよさんへ*

わんがん氏へ