Morte a Venezia
10年ぶりに名画と向き合いました。
主役とも言える、マーラー交響曲第5番第4楽章「アダージェット」と、
世紀の美少年と言われたビヨルン・アンドレセン。
あまりに切なく美しすぎる…。
30代の今観ると、アッシェンバッハの滑稽とも思える行動と愛情に、
シンパシーを感じてしまう。
芸術=倫理や観念、信条も破壊してしまうほどの圧倒的な美とは…無力だな。
10年前は憧憬を抱いていただけど、今は畏怖の念。
タジオが死神にさえ見える。
というか、登場人物全員が死の使いなのかも。
死と生、退廃と健全、孤独と家族…
対比イメージがさらに強烈に印象に残る。
言葉が少ないのに、これだけ強烈に心臓を鷲掴みにされるなんて、凄い、悔しい笑
今の自分の思念に共鳴しすぎたな。
しばらくあの旋律ときらめく水面が頭から離れそうにありません。