■製作総指揮■
スティーブン・スピルバーグ
トム・ハンクス
■キャスト■
ダミアン・ルイス ウィンターズ中尉
ロン・リヴィングストン ニクソン中尉
ニール・マクドノー コンプトン少尉
マシュー・セトル スピアーズD中隊少尉
フランク・ジョン・ヒューズ ガルニア軍曹
ドニー・ウォールバーグ リプトン軍曹
デクスター・フレッチャー マーティン軍曹
カーク・アケヴェド トイ伍長
リック・ゴメス ラズ伍長
ジェームズ・マディオ ペルコンテ一等兵
スコット・グライムズ マラーキー二等兵
ロス・マッコール リーブゴット二等兵
アンドリュー・スコット ジョン・ホールA中隊二等兵
デヴィッド・シュワイマー ソベルE中隊隊長
デイル・ダイ シンク大佐(第506歩兵連隊長)
■ストーリー■
チャプター1
オープニング
チャプター2
物語の時代背景に関し、何人かの老人たちが証言をする
降下地点までかなり距離があったが、飛行機が被弾したため、急いで降下をさせた
こと。パラシュートを開いた時の衝撃。着地直後の四面楚歌の状況。そして、不安を
乗り越えるための強い覚悟
チャプター3
まだ夜も明けない薄暗い空。様々な思いを巡らせる兵士たちを乗せ、」無数の輸送
機が飛ぶ。不安な表情を浮かべながら装備をチェックする隊員。ふと気づいた視線
の先には、微笑みを浮かべ安心しろという眼差しで見つめるウィンターズがいた
そうして飛ぶ内、暗闇の雲に遮られながらも戦火の明かりが降下地点が近いことを
パイロットに知らせる。降下準備の合図である赤ランプが点灯。ウィンターズは隊員
たちに降下準備を促す。全員の準備が整ったその直後、雲の切れ間に姿を現せた
飛行機が被弾。そのすぐそばで、被弾し機体を前後真っ二つになりながら落ちていく
友機。他の機もどんどん撃墜されていく中、更なる被弾により副操縦士が絶命した
のをきっかけに降下を知らせる緑ランプが点灯。ウィンターズは隊員たちに降下を
命じ、地獄の海と化した空へ自らの身を投げ出す
着地点に燃え盛る飛行機を見ながらも、なんとか無事着地を終えたウィンターズ。
すぐそばに着地してきた兵士を連れ集合地点へと向かおうとするが、敵の狙撃を
受け木陰に身を隠す。そこから敵が機関銃を乱射する姿を確認したウィンターズは、
弾切れを起こすまで待ってから冷静にその場を離れた。現在地を確認するため、
ウィンターズはA中隊の無線手であるというホールと目印となるものを探す
チャプター4
やがて川を挟んだ向こうに、E中隊隊員1名と82師団の隊員2名の米軍兵士を発見
したウィンターズは、E中隊隊員の口から現在地が目標地点より7キロほど離れた
“サン・メール・エグリーズ“であることの報告を受ける。出会った隊員たちを連れ、
しばらく歩くと更にリプトン、ガルニア、マラーキーら4名のE中隊隊員たちとも出会う
そして、とうとう彼らの前方に敵の集団が姿を現す。身を潜め、狙いを定める隊員
たちに待ての合図を示すウィンターズ。しかし、兄を殺され復讐に燃えるガルニアが
命令を無視し発砲してしまう。降伏するドイツ兵を含め、全員射殺してもなお発砲を
止めようとしないガルニアを止め、ウィンターズは命令に従うよう、厳しく注意する。
しかしながら、結果として降下の際に武器を無くしていたウィンターズらは銃を手に
入れることが出来たのであった
夜が明け始める中、行軍を続ける彼らの中で一人、ガルニアがウィンターズへの
不満をマラーキーに呟く。なだめるマラーキー
そして彼らは前方に民家を発見する。ウィンターズはリプトンに偵察に出るよう指示
する。安全が確認された後、彼らの目に降下に失敗した兵士たちの遺体が飛び込
む。心を非情にし、遺体から武器弾薬を回収する彼らの頭上を、轟音と共に海軍の
飛行機が飛び去っていった。遂に上陸作戦が実行されたのだ
チャプター5
大隊と合流することに成功したウィンターズたち。そこにはE中隊の隊員たちもいた。
馬鹿にするように捕虜に出身を聞くマラーキー。しかし捕虜の口から出たオレゴン
という思わぬ言葉に同郷であるマラーキーはその捕虜の横に座り、親しく接する。
ウィンターズは、コンプトンとお互いの無事を祝いあい、状況を報告しあう。E中隊の
隊員たちは未だ9割が行方不明であり、隊長であるミーハンも誰も姿を見ていない
。このままでは君が中隊長代行だなと告げるコンプトン。そこへD中隊のスピアーズ
が訪れ、D中隊は20名ほどしか到着しておらず、将校も彼しかいないため指示を
待ち続けていると報告する。コンプトンからタバコを箱ごともらい、スピアーズはその
場を立ち去る。向かった先は、マラーキーがいた捕虜監視所だった。捕虜たちに
タバコを勧めていくスピアーズ。タバコを受け取る捕虜たち。何人かに火を点けて
やりながら、その様子に目をやるスピアーズ
隊に戻ることを促され急ぐマラーキーの耳に、いきなり銃を乱射する音が響き渡る。
それは捕虜監視所から聞こえてきたものだった。shit…とマラーキーは呟く
ウィンターズとコンプトンの元へE中隊隊長の呼び出しがかかる。ミーハンが不在の
ため、代行するようコンプトンに促されたウィンターズが向かう。入れ替わるように
到着し、座り込んだマラーキーの前をタバコをふかしながら悠然とスピアーズが
通り過ぎていくのであった
作戦会議に加わるウィンターズ。下された命令は、ユタの上陸部隊を狙う敵の88ミリ
砲を潰すことだった。敵の数も不明なこの作戦に、的確に指示を出すウィンターズ。
隊が異なるホールに自部隊へ戻ることを命じ、代わって運転手ながら志願してきた
ロレインを部隊へ加えるのであった
チャプター6
敵の砲台を発見し、ウィンターズ指揮の下、激しい戦闘が開始される。コンプトン
率いる別部隊が、援護を受けながら切り込んでいくのに成功したことを確認した
ウィンターズは、自らが先頭に立ち突撃する。塹壕の向こう、手榴弾を投げようと
する敵兵に狙いを定め撃ち殺すが、間に合わず手榴弾が投げ込まれてしまう。
それはトイの足元に落ち爆発するが、運良く無傷で済む。お尻を撃たれた兵士を
戻らせ、敵兵の中に手榴弾を投げ込もうとするコンプトン。しかし、投げる直前で
跳弾によって爆ぜた土に邪魔をされ、投げ損ねた手榴弾はまたしてもトイのそば
に落ちてしまう。爆発する手榴弾。急いでトイの元へ駆けたコンプトンであったが、
トイはまたしても無傷で済むという強運を見せるのであった
激しい銃撃を受けながらも、E中隊は第一の砲撃を破壊することに成功する。混乱
し、見方同士で撃ちあっているのを確認したウィンターズとコンプトン。マラーキーは
弟に送り自慢したいがために、敵兵のルガーを求め銃撃戦の真っ只中へ身を踊ら
せる。死亡した敵兵の横に滑り込むマラーキー。衛生兵と思われ一旦は銃撃が
停止するが、ルガーがないことを確認して戻るマラーキーを待っていたものは
敵からの激しい集中攻撃だった。しかし、トイ同様、マラーキーもまた無傷で戻る
ことに成功する
やがて、ホールを含め、わずかながら援軍が到着する。第三の砲を破壊するため
部隊を前進させるが、単身乗り込んでいってホールが爆発によって死亡してしまう
のであった。その犠牲の甲斐もあり、第三の砲を破壊することに成功。不足した
弾薬を持って、スピアーズ率いるD中隊も到着する。最後の砲を破壊することを
引き受けたスピアーズは、D中隊隊員が倒れていくのも構わず強引に敵陣へ突撃
していく。破壊を確認し、ウィンターズは全員に退却を命じる
敵の砲弾が88ミリではなく105ミリであったこと、20名ほど倒したので、残り40名ほど
敵の残兵がいることを報告するウィンターズのそばを、戦車に乗ったニクソンが
通り過ぎる。再会を喜びあうふたり
チャプター7
第2大隊はサン・マリー・デュ・モンを確保。第4歩兵師団は内陸に侵攻を始める。
101空挺師団は、E中隊も含め散り散りとなり、行く先には困難が待ち受ける。
クートルヴィル食事を含め、わずか1時間の休憩を取る兵士たち
ミーハンの消息は未だ不明であり、代行を続行することになったウィンターズの
元へ、ニクソンがやってくる。ホールを失くし落ち込むウィンターズに、ニクソンは
彼なりの言葉で慰めをかけるのであった
独り部隊を離れ、対岸の激しい戦闘を見るウィンターズ。この夜、生き延びたことに
神に感謝し、明日行われる激しいであろう戦闘の加護を祈った。そして、生き延びる
ことが出来たなら、どこか静かな場所で一生平和に暮らそうと心に誓う
敵砲を攻略したE中隊の手法は、固定目標攻撃の手本とされ今も演習で実戦されて
いる
■レビュー■
今回から激しい戦闘シーンが始まっていきます。初見は何がなにやら分からない
まま人が死んでいったので、何故ウィンターズがあれだけ落ち込んでいたのかさえ
分からないまま観終わったんですが、ホールが死んだと理解した時にやっと分かり
ました
それにしても、ウィンターズは冴えなさそうな外見の割に、かなりの指揮能力があり
ますねぇ。反目していたガルニアも、すぐに手なずけてたし
とにもかくにも、戦闘シーンが記憶に残る回でした。スピアーズの動向も気になります