ふとした瞬間に「人生最後の日」を想像する時がある。
 

特に最後を意識するような出来事はないけれど(健康診断を

受けていないから現実を知らないだけかも)、身内の人や

有名人の死についての話を見聞きしているせいかもしれない。

もう人生の折り返し地点を超えた年になったせいかもしれない。

 

現時点では何かを遺す子供もいない。

私の人生において「生きていた証」は残せなかった。

 

親から受け継いだ財産は姪たちに委ねる。

マイナスになる物はない。

 

愛する人がいる。あの人に何らかの物を遺したいと思っている。

 

いつ「最後の日」を迎えることになるのかは誰にもわからない。

でもその時にあの人にそばにいてほしい。

 

私の「生きた証」はあの人だってことなんだろう。