今日出かけた帰り道、ついでに久しぶりに親戚の家に行った。


久し振りに会った従弟は、びっくりする程に太っていた。

でもその原因が判るような気がした。


あの子自身の行動に問題があるのも事実だけど、あの子は紛れもなく

”家族の犠牲”になっている。せっかく大学を卒業したのに、自分の希望する道ではなく

半ば強制的ともいえる意味で、実家の仕事に従事することになってしまった。

それからも、父親の暴挙やいい加減な金銭感覚に振り回され続け、

そんなことをしている間に長男は地方で就職して、家族を持ち、実家を捨てた。


それでも状況が良くなったなら問題もないけれど、結局のところ家業は良くなるどころか

父親の傲慢に振り回され続け、そんな生活を強いられている間に

結婚を考えていた女の子何人にもに振られ、相次ぐ両親の大病に続き、

実家売却による両親との同居、家族間の軋轢・・・。


あんな状況の中で、幸せを手にすることなんて出来ないよね。


なんだか、あの子をみていると自分と重なる部分が多くて他人事とは思えない。


家族って一体なんなんだろうね。

大切な物なのは良く判っているけれど、時として大きな荷物になるし、

重圧に耐えられなくなるし、そのことが原因で自分自身の幸せの足かせにもなる。

重たすぎて投げ出したくなるよね。


それでも歯を食いしばって、踏ん張ることしか出来ないなんて

辛すぎるよね。