「冴ゆる/さゆる」とは
凜とした寒さが際立つ
冬の季語だそう。

この言葉で1番に思い出した歌

さ霧消ゆる 湊江(みなとえ)の
舟に白し 朝の霜
ただ水鳥の 声はして
いまだ覚めず 岸の家

小学校で歌った
日本の歌や
外国の古い歌を覚えるのが
好きでした。

さて、上で紹介した
「冬景色」という歌

大正2年から103年も
歌われている名曲です。

なぜ「冬景色」を思い出したか
「冴ゆる」と「さ霧消ゆる」が
気になったので同じ意味なのかな?と。

実は「さ霧消ゆる」の方は
秋の季語なんですと!!!

ありゃニアミス?

秋には霧がかかっていた港のある入り江で
その霧が消えて、かわりに霜が降るようになった。
もう季節は冬なんだな。

と言う初冬の歌です。
現代の「ありの~ままの~」のような
大ヒット曲だったのかもしれません(笑)

大正2年の風景と心情は
実は103年以上経つ今でも
共感できますね。

「冴ゆる」という古い言葉を理解すると
腕まえや手際などが鮮やかで優れていることを
「冴えてる~!」と言うのも頷けます。

爽、that's cool!