この恵まれた命の死とは、神を冒涜し天を欺く行為である故に自身でさえ然るべきではないと思う。


しかし与えられし生に結論を出す者は次の死に疑問を抱くものでありと我は説く。


君が小鳥のさえずりを美しいと感ずるものとあれば我は小鳥へ転生するだけのことである。




6月12日

どれくらいたつのだろうか、僕は自らの家族の暮らす家の門をくぐった。


何年ぶりの母の手料理…、嬉しいはずなのにどこか口に運ぶ箸は重かった。


結局いくらも食べないまま箸を置いた。


作ってくれた母には申し訳なかったが、僕の舌は味を感じられなかった。


リリーを書き進めながら寝床についた。


6月13日


朝目覚めると体温が38℃だった。
軽い心臓の発作に苦しみながら、支度をする。


我が実家を後にし朝霞の昆虫専門店に足を運ぶ。


正直混んでいたので、すぐにでも帰りたかったが、気さくな店主に申し訳なかったので可愛い仲間たちを5匹買い上げた。


帰りの電車でもリリーを書いていたのだが、作品を作っているときの僕はほぼ無心に近いので結末は自身にも見えていなかった。


家についた頃には体調は最悪だった。


リリーを一応完結させたが、オチが気に入らないので二章から書き直そうと思う。


6月14日


熱は40℃を回っていた。


正直、死ぬかと思った。


仕事は休み、1日苦しんでいる。


やっと今携帯をいじれるまでになったので更新します。


明日は仕事に出ると言ってしまった。


明日の天気は雨。
『リリー』追記


三年の月日が経ち、ニックは大学ではなく大学病院にいた。


精神疾患と強い妄想癖があるという。


その間も警察の調べは進んでいた。





小綺麗な病室の中でニックはブツブツと唱えていた。



「××××××」



─END─