いつの間にかクリスマスシーズンですね。
新聞の折り込みチラシに早々とプレゼントのおもちゃが載ってました。

私の子供のころもそうでしたが、日本ではクリスマスと言えばプレゼントをもらってケーキを食べる日って感じですよね。



イタリア語でクリスマスは「ナターレ」(Natale)と言われます。キリスト生誕の日という意味です。
ちなみにメリークリスマスは「ブォン ナターレ」(Buon Natale)です。

イタリアのクリスマスシーズンは12月8日の聖母マリアの祝日から始まり、シーズンになるとイルミネーションやマーケットで街がクリスマス一色になります。

カトリックのお国ですから、クリスマスは本場ですよね。



イタリアのクリスマスケーキに
【パネットーネ】といって、ドライフルーツがたっぷり入った甘いパンのような発酵菓子があります。

イタリア人にとってクリスマスは家族が集まる日で、その時に持ち寄ってみんなで食べるんだそうです。

私の姉は、お正月には必ずみかんをひと箱持ってきてくれて、それをみんなで食べるのですが、そんな感じなんでしょうか。


パネットーネを手作りする人はあまりいないみたいで、ほとんどお菓子屋さんかスーパーで買って食べているみたいです。
クリスマス前になると、スーパーの一角にパネットーネが山のように積まれるんですよ。

いろんなメーカーのパネットーネがありますが、私の友人に言わせると(彼はイタリア人シェフ)、 TRE MARIE というブランドのが一番だそうです。 
試しに食べてみたんですが、とてもしっとりしていてフルーツの風味が広がり、すごく美味しかったのを覚えています。

日本ではなかなか手に入りませんが、パン屋さんでパネットーネを出しているお店もあるみたいです。
見かけたら是非食べてみてください。


イタリアではクリスマスに持ち寄ったパネットーネがダブってしまうこともよくあるそうで、そんな時は、クリスマスが過ぎてもしばらくはパネットーネ三昧になるそうです。
日本のクリスマスケーキだったら2,3日中に食べないとですけど、その点パネットーネは日持ちがするお菓子なのでよかったですね。


パネットーネがもし余るようなことがあったとしたら、私なら絶対にフレンチトーストにして食べたいです!


しっとりとぷるんとしたフレンチトーストをひと口食べたら、オレンジの風味が口の中いっぱいに広がって、もうひと口、またひと口と、結局ペロリと平らげてしまいそう。
あー食べたい...


ということで、数年前からうちのお店では、「パネットーネのフレンチトースト」を冬季限定メニューとしてお出しすることになりました。


なので、余ったわけではないのにわざわざフレンチトースト用のパネットーネを焼いています。
ちょっと本末転倒ですかね(;^_^A

 

 


 

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