前回の記事で話術のコツは「ストーリー + 非現実(ボケ) + α」だと話しました。
今回はこのストーリーの部分を詳しく掘り下げていきたいと思います。
■皆ストーリーが大好き
漫画にアニメに映画に小説。。。
世の中の人は皆ストーリーが大好きです。
面白いストーリーには人を惹きつける力があるようです。
ですので話術の基本はストーリーにあるというのが僕の持論です。
■すべらない話よりも、まず参考にすべきは小説
ストーリーのある話で面白い話と言えば"すべらない話"をやっぱり連想するかなと思います。
ですが、ここから入るのは難易度が少し高い。
例えば宮川大輔さんの話などはほとんどが下ネタなんで女子ウケするかは結構賭けな訳で。
他にも毒舌とか暴力的な話はチョイスの仕方が難しいので、場の空気との相談が必要になります。
そこで参考になるなと思うのは小説です。
小説を読むと、登場人物のその所作の全てがイメージとして沸いてきませんか?
頭の中にその光景を浮かばせる事ができる話は聞いてて心地良いものです。
なのでそのヒントは小説にあります。
人の細かい所作を話の中に入れる事により話が鮮明にイメージされるものです。
小説は実に巧妙にこの所作の表現を行います。
この表現が参考になります。
所作だけではなく、その時の感情、心の声を交えて表現するとよりリアルさが出ます。
■紙芝居をイメージして調節を
さてここで問題なのが小説をそのまま適用するとかなり長い話になってしまいます。
より完成度の高い話を目指すなら、わざわざ詳しく話す必要のない部分はカットする必要があります。
特に40歳以上の方は僕の経験上、話が長くなる傾向があるので、これから特に気をつけていきたいと思ってる部分でもあります。
そんな時にイメージしたいのが紙芝居です。
ストーリーを紙芝居のように区切って、使うページと使わないページを決めます。
何枚以内に抑えようという目標を持っても良いかも知れません。
この話を面白く伝える為に選び抜いた何枚かを詳しく話す。
これだけで、お話のレベルは大きく上がって来るでしょう。