【結婚相談所】”結婚できない”という噂は本当?
結婚相談所には、結婚を希望する多くの人が入会しています。しかし、成婚どころか希望の人に出会うことすらできないというケースも少なくありません。そう聞くと、「結婚相談所に入会しても意味がないのでは?」と思う人もいるでしょう。一方で、結婚相談所で出会った人と幸せな結婚生活を送っているという人もたくさんいます。結婚相談所に入会したのに希望の人と会えないのにはどのような理由があるのでしょうか。結婚相談所の仕組みを踏まえてお話ししていきます。結婚相談所の仕組み結婚相談所で結婚相手を探したいと思ったら、まずは入会手続きを行います。名前や生年月日などの個人情報と、結婚相手に求める条件などを確認され、そのデータをもとにプロフィールが作成されるというのが一般的な流れです。入会したあとは、会いたいと思う人を公開されているプロフィールから探します。希望の人が見つかったらお見合いを申し込み、意気投合すれば仮交際、真剣交際へと進みます。お互いに結婚を考える相手だと思ったら成婚となり、結婚相談所を退会します。これが結婚相談所の仕組みであり、多くの会員がこのプロセスにのっとって成婚を果たしているのです。気をつけなければいけないのは、結婚相談所は成婚の段階で退会となることです。成婚までの期間には個人差があり、数カ月の人もいれば年単位で入会している人もいます。結婚相談所に入会しても希望の人に会えない理由これほどまでに完成されたシステムで、なぜ結婚相談所では希望の人に会えないといわれるのでしょうか。その理由は、会員一人ひとりが選ぶ側であり、選ばれる側でもあるということです。数多くいる会員のなかには、競争率が高い人と低い人がいるのが実情です。お見合いを申し込んだ相手の競争率が高ければ、必然と選ばれる確率は低くなります。競争率など気にしない考えで申し込んだとして、相手が自分と会いたいと思わなければお見合いには至りません。しかし、この現象にはそれなりの理由があります。それは、はじめから自分側の準備が不足していることです。自分の見せ方に対する研究が足りなかったり、無謀な条件を挙げていたりというケースが考えられます。プロフィールを魅力的に!プロフィールは、希望の人に会うための第一関門です。いかに魅力的に仕上げるかで、その後の流れは大きく変わります。まず、写真は好感度を意識して撮影しましょう。明るい表情で、清潔感のある髪型や服装などを心がけると魅力的に映ります。できるだけ目立とうと、奇をてらった服装や髪型で撮影するのは逆効果です。また、実際の顔と差がある加工した写真なども避けましょう。プロフィールには、趣味や休日の過ごし方などを具体的に書いたほうが、より興味を持ってもらえる確率が高くなります。プロフィールを通して自分がどういう人間かわかってもらえるよう、表現を工夫しましょう。条件の見直しから!結婚に条件を設けるのは悪いことではありません。しかし高望みをしすぎすると、条件に合う人自体が少なくなり、結果として希望の人に会えなくなります。運よく当てはまる人がいても、同じようなことを考える人は多いので、競争率はかなり高くなります。条件に関しては、ある程度の基準は必要ですが、こだわっても意味がない項目もあります。たとえば「太っていないこと」が条件でも、いつかは太るかもしれないのです。年収の条件を満たしていたとしても、その年収がこの先ずっとキープできるとは限りません。不確定な要素に執着して希望の人を逃すよりは、希望の人を見つけてから理想の条件を満たせるよう一緒に努力していくほうが現実的です。条件と聞くと、年収や見た目、学歴などを第一に思い浮べる人が多いのですが、結婚生活にはそれ以上に大切な条件も。住む場所へのこだわりや親との同居に関わること、子供がほしいか否かなど、どれも年収や見た目などよりもすり合わせておかなければいけない条件です。条件の設定にあたっては、自分が結婚生活に何を求めるかを明確にし、優先順位をつけるといいでしょう。希望の人以外にも会えないケースがある?結婚相談所では、希望の人以外でも会えないこともあります。それは、自分に対する申し込みがなく誰にも会えないというケースです。これは非常に悲しいことですが、原因は意外にも簡単なところにあります。そのひとつとして考えられるのが、先述の無謀な条件です。一般的に、条件は自分にとって有利に交渉事を進めるために使われるものです。しかし、一方的に条件をつけるだけでは、交渉は決裂してしまうでしょう。結婚相談所においても同じことがいえます。ひとつ条件をつけると、想像以上に多くの会員が候補からはじかれます。たとえば「年収1,000万円以上で親との同居はなし」を条件とした場合、年収1,000万円以下の人と親との同居を希望する人の両方が候補から外れます。しかし「年収は1,000万円以上が希望ではあるけれど、親との同居がないのであれば、その限りではない」を条件とすれば、選択の幅はかなり広がるでしょう。このように、条件を突きつけて希望の人に会うことばかりを考えていると、婚活が長引くおそれがあります。しかし、条件に優先順位をつけると思いのほか早く希望の人と会える可能性もあるのです。お見合い申し込みまでのプロセスは、オーディションにおける書類審査のようなものです。もしも申し込みがなく、誰にも会えない場合は、書類に問題がないか確認してみるといいでしょう。結婚相談所での出会いを多くする方法結婚相談所は、入会しただけではそのメリットを十分に享受することはできません。結婚相談所からの紹介は、いわば特別オファーのようなものです。特別オファーをただ待っているだけではなく、自分でもいい人がいないか探しましょう。結婚相談所では、特定の人の紹介以外にも、イベントやパーティを開催しています。大人数で楽しめるので、1対1のマッチングよりも気軽に交流を持てるというメリットがあります。多少の参加費はかかっても、積極的に出席するといいでしょう。また、結婚相談所に入会したことで、これまで力を入れていなかった婚活に本腰が入ることも少なくありません。結婚相談所の入会は、日常生活におけるモチベーションを上げる効果も期待できます。希望の人に会えなくても良い出会いはある!婚活では、どうしても希望の人に会うことを優先したくなります。しかし、希望の人が自分に合う人とは限らないことも事実です。腕のいいコンシェルジュは、希望や条件とは異なる人でも、相性がいいと思えば紹介してくるケースもあります。相談所におけるコンシェルジュは、条件などのデータだけではなく、多くの男女を成婚に導いてきた経験値に裏付けされる勘や、会員の深層心理などから相性のいい人を見つけます。自分では気づいていなくても相性がいい人もいるものです。たとえ条件と異なる人と紹介されたとしても、念のために会ってみるといいでしょう。実は、実際に結婚して幸せな生活を送っている人のなかにも、理想とは違う人と結婚したという人が少なくないのです。それでも結果として幸せを手に入れたのであれば、その結婚は成功と言えるでしょう。このような事例もあることを忘れず、視野を広く持って婚活に臨むことが大切です。結婚相談所に入ったらさまざまな努力が必要結婚相談所は、婚活におけるさまざまなサポートを行ってくれます。しかし、成婚に至るまでにはさまざまな努力が必要です。なかには入会してすぐに結婚できる人もいる一方で、なかなか希望の人に会えず、長引く人も多いのです。自然恋愛よりは効率的に思える結婚相談所の利用でも、成婚までに至るプロセスに変わりはありません。なぜ自分はうまくいかないのか、自己分析を忘れずに幸せな結婚へ向かって進んでいきましょう。