今日は終戦の日。63年経つ。
63年?
なんだかピンとこない。
63年前の8月15日、日本が連合国軍に無条件降伏して
天皇が玉砕放送で降伏したことを国民に伝え、日本中が頭を垂れて
まさかの敗北に泣き、日本中が廃墟と化していた1945年8月15日。
今日、私は、クーラーの効いた部屋で
パソコンに向かい、のどが渇いたらお茶を飲み、おなかがすいたらすぐに食べ、
同僚と談笑し、ネットで見たい情報を見て、適当に時間をもてあましている。
身近に戦争というものがないので
「戦争は悲惨である」という感覚は希薄にならざるを得ない。
壮絶な戦争体験記、写真で見る当時の様子から想像するしかない。
私の祖父は、昭和塾というところに入り活動していたことから、
横浜事件 (「改造」という雑誌によせた論文が
共産主義賛美、アジア侵略を批判するものとして執筆者、ほか関係者が特高に検挙され
拷問を受けた事件) に巻き込まれ、
祖父自身も拷問を受けたと聞いた。
祖父はすぐに釈放されたけれど、ほかに検挙された被疑者の方は
拷問で虚偽の自白をさせられ、有罪判決のまま獄中で死亡。
遺族の控訴にもかかわらず
罪の有無を判断せず裁判を打ち切る免訴が先ごろ言い渡され判決が確定した。
(検挙、拷問をした警察に対しては、一旦有罪になったものの大赦が出て釈放。
判検事には何の処罰も下されず)
戦時中、最大の言論弾圧といわれている事件。
親戚のおばは近所で監視しあう 「隣組」 がすごくイヤだったと言っていた。
人が血を流して人が死ぬだけが戦争なのではなく
自由に発言することも自由に行動することも許されない、
始終見張られた状態が続くのが戦争でもある。
まがりなりにも、表現をすることを生業にしている私は、自由でない状態に嫌悪感を抱いてしまう。
少なくても庶民にとっては、戦争は何の生産性もないだろうし、やはり戦争はイヤ。