今日は、新司法試験について、自分が感じたことを書きたいと思います。
新司法試験はやはりとても大変な試験でした。
試験に向けての普段の勉強も当然そうですし、試験自体も5日間で計22時間30分の長丁場であるからです。
でも、一部の天才だけしか受からない試験ではありません。
とんでもない得点を叩き出す天才もいるでしょうが、それはほんの一部だけであり、多くの受験生は一般人だと思います。
少なくとも、僕は凡人です・・・。
それでも、試験である以上、合格する者と不合格になる者とがでてしまいます。
その理由としては、
①常に試験を意識して勉強しているか
②精神力
ざっくりいうとこの2つであると思います。
もちろん、一定量の勉強をしていることが前提になりますが・・・
具体的にいうと、①は、法科大学院生のほとんどは学者ではなく、新司法試験に合格するために勉強していると思います。
試験に合格する→試験で合格点を取る→1点でも多く点を取りにいく
ということになるので、点をとるための勉強をすべきであると思います。
これは、当然のことなのですが、案外意識していない人が多いと思います。
実際、僕も1回目の時はこの意識が低かったと思います。
そして、新司法試験は絶対評価ではなく、相対評価ですので、受験生の中で書き負けなければ、相対的には沈みません。
全科目沈まなければ、「合格」は見えてきます。
そのためには、みんなが書いてくるであろう基礎を徹底すべきであると思います。
そして、本試験でも、その基礎の部分をしっかり書き、応用の部分は現場で基礎から考えて書くことを常に意識していました。
僕は上位合格ではないので、えらそうなことは言えませんが、このことを意識していなければ、不合格になっていたと思います。
そういう意味では、合否をわける重要なことだと思います。
②は、5日間で短答7科目、論文8科目の長丁場の試験ですので、とにかく最終日の終了の合図があるまでは、絶対に諦めないことが重要です。
多くの受験生はなにかしらの失敗をしているはずです。
(僕も、論文で積極ミスをいくつかしました。)
失敗した時に、心が折れてしまう受験生もいるはずです。
そして、途中で心が折れた受験生は、「合格」の土俵にはあがれません。
だから、最終日まで、心が折れずに戦えただけで、「合格」にかなり近づくと思います。
結構長くなってしまいましたが、ざっと自分が感じたことを書いてしまいました。
また、書きたいと思います。