人は、大きすぎる問題を見ると動けなくなる。

住宅ローン。  
教育費。  
将来への不安。  
仕事のストレス。

どれも一つひとつが重い。  
全部まとめて考えると、まるで巨大な象のように感じる。

だから多くの人が思う。

「こんなの無理だ」  
「どうにもならない」  
「このまま生きていくしかない」

でも自然界には、面白い光景がある。

蟻が象を食べる。

もちろん一口ではない。  
一日でもない。

小さく、少しずつ、確実に。

気が付けば、あれほど巨大だった象が消えている。

人生もこれと同じだと思う。

人が変われない理由は、能力がないからではない。  
象を丸ごと動かそうとするからだ。

大きすぎる問題は、  
そのまま抱えるから苦しくなる。

だから分解する。

一日一歩でもいい。  
小さく進めばいい。

大きなことほど、小さく進めた方がいい。

焦らなくていい。  
一気に変わらなくていい。

蟻のように進めばいい。

気が付いたときには、  
思っていたよりずっと遠くまで来ている。

人生は、案外そんなものなのかもしれない。