大嘗祭とは、、

 

天皇の御代替わり(みよがわり)

 

の儀式と成る

皇位継承儀礼

 

 

 

 

(※お写真は、産經新聞様から拝借致しました)

 

 

 

大嘗祭は日本國の原点回帰

 

大嘗祭とは、天皇が 御代替わり

されるたびに日本国が誕生してきた

悠久の歴史の原点回帰となる儀式です。

 

 

この、天皇の御代替わりの儀式と成る

皇位継承儀礼は

 

即位式と、大嘗祭  で構築され

 

 

古来日本ではこの二つが一体と成す儀礼として

制度化されていた。

 

 

中でも大嘗祭は、農耕儀礼を母体とし、天皇が即位して

最初の『新嘗祭』のことを指す

 

 

『日本書紀』によると

 

   天武・持統天皇の時代は、大嘗(おおにへ)

 

 

『続日本書紀』『日本後記』によると、

 

   文武〜桓武天皇の奈良時代も、大嘗と記された

 

 

平安初期の嵯峨天皇の時代には、大嘗会(だいじょうえ)

と呼ばれ、これは、節会(饗宴)に重きを置いた呼称です

 

 

『延喜式』によると、毎年行われる新嘗祭のうち

天皇の即位後初めて行われる一世一代のものを

大嘗祭、または、践祚大嘗祭 (せんそだいじょうさい)

 

と呼び、

 

後に大嘗祭と言えば 践祚大嘗祭 

 

のことを指すようになりました。

 

 

践祚』

 

 

とは、神器を授けられ皇位を継承されること

 

即位式 とは、新天皇が 

壇_たかみくら(高御座)に昇り宣し

民に奉祝を受けられる式典の事

 

 

よって、古来

 

 

皇位継承儀礼とは、

 

1。神器の授受(践祚)

2。壇_たかみくら(高御座)に昇る即位式

3。大嘗祭(神人共食と大王霊との一体化)

 

 

から成ります。

 

 

 

 

(※ お写真は、神社庁様から拝借致しました)

 

 

 

 

 

新嘗祭は、陰暦11月中卯日、冬至の日が本旨。

 

冬至は一年で最も昼が短い日に、忌み籠もり新穀を神(自然)

に献じ、神と食して生命の甦りを図ったのですね。

 

 

 

正史における、新嘗は、

 

古事記(上巻)の『天の石屋戸』条

 

『天照御大神の営田の畔を離ち、

 その溝を埋め、

 また、その大嘗聞こしめす殿に

 屎まり散らしき。』

 

とあるのが所見となる。

 

 

また、

 

『日本書紀』神代紀の『天岩屋戸』条には

 

『復天照大神の新嘗しめす時を見て、

 即ち陰に新宮に放屎る。』

 

 

この後さらに、神聖な天照大神の忌服屋で須佐之男命の

乱暴ぶりが書かれていますが、、

 

 

この神話における須佐之男命は、冬将軍の象徴

新嘗の儀式で乱暴を働き邪魔するのは冬至が近づいたことを示す

農耕に大切な馬を殺すのは冬を迎えた農作業の終焉

 

機の梭で陰部を突かれるのは、産み出す力の停止を意味する

この神話では、冬至における万物の死が語られ

その冬至を『日神=天照大神』が、天石窟に籠られたと表現したのであり

新嘗祭の反映が神話に込められたそうです。

 

 

以上、

 

 

徳島阿波忌部の歴史研究家 

  林 博章先生の

 

 

天皇即位と大嘗祭

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から抜粋させて頂きました。

 

 

大嘗祭にご興味の在る方、是非

お勧め致します。

 

 

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もうすぐですね。

ワクワクが止まりません。

 

大嘗祭について、続きます。