阿波忌部族って、ご存知ですか?
徳島県から全国へおお麻を広めた一族のことです。麻を學ぶには、その歴史を知ることがとても重要だと感じています。
2015年4月にセドナの朝食テーブルに偶然集まったメンバーで耳にした、徳島女神ツアーというなんとも怪しげで魅惑的な旅行にわけも判らず参加した三日間と忌部族研究家の林博章先生、昨年栃木県で開催されたおお麻フェスティバルでの三木先生の講演を元にお話させて頂きたいと思います。
阿波忌部氏とは、
狭義では、麻植忌部氏(おえいんべし)といい
阿波忌部氏の祖神は、
天日鷲命 あめのひわしのかみ
阿波忌部は、麻・穀(かぢ)
阿波(現、徳島県)麻植郡(おうえぐん)の
地名は阿波忌部に由来します(古語捨遣より)
徳島県麻植郡に阿波忌部族が麻を植えて、棲んでいたのが判りますね。
麻は、通常、『お』と呼ばれていました。
日本各地に麻や穀(かぢ)を植えて、農業、養蚕、織物、製紙、建築、漁業、衣食住などの生活文化技術や古墳築造技術(農業土木技術)であったことが判明してきました(林先生のHPより)
(林博章先生の講演会での1枚です)
忌部氏の式内大社 は
忌部神社
(祭神は、天日鷲命)
大麻比古神社
(祭神は、大麻比古大神)
こちらが、阿波一宮 大麻比古神社
忌部とは。
穢れを避けて、神聖な仕事に従事する職業集団の意味。
祭祀族であり、農民や手職を持つ工人の技術集団を率いた氏族を指します。
阿波忌部族と、宗家忌部族
の2種類の忌部族がいました。
宗家忌部族とは、中央政権で祭事を司る一族のことで
阿波忌部族は、阿波國で麻を育てており、
この2つの忌部族は、血族という訳ではなかったようですが、
阿波國忌部氏と宗家忌部族とは、婚姻関係で一体化されました。
本来の宗家忌部族は、ヤマト王朝では、中臣氏と並ぶ古代氏族の大族で
宗家忌部族 は
天太玉命(あめのふとだまのみこと)の子孫
中臣氏と共に、朝廷の神祭を行い
宗家忌部氏は主に祭祀の支度をする役目で大穀祭、御門祭祝詞奉上を司り
中臣氏は神と人を執り持つ役目で、祝詞奉上を司っていました。
忌部氏は大化の改新まで宮廷祭祀を主に仕切っていましたが、だんだんと中臣氏や藤原氏に勢力に押され
その時代の変化に対応した生き方が出来ずに、中臣氏の下位に退けられていったようです。
忌部族の 忌む(忌む)というと、現在では、なんだか不吉な言葉にとらえられがちですが、
忌む(いむ)とは 古語では、
穢れを避けて身を清めて慎む という意味が在ります。慎みをもってご神事で穢れを取り去り身を清めるということですね。
とても深い意味があるのですが、権力に対抗できずに天武天皇が684年にに新たに制定した朝の『八色の姓』(やくさのかばね)の制定で中臣氏は朝廷姓、忌部氏は一段したの宿禰姓(すくね)となり、803年3月に
忌部 ➡️ 齋部 に改正されました(日本後記より)
齋(いむ) ➡️ (宗教的な気持ちで) 『清めた』の意味が在ります。
忌部族と麻の結びつきは判明しているだけでも、弥生後期から古墳前期(3〜4世紀)にかけての長い歴史があります。
麻をよるときに、そんな悠久のロマンがある阿波忌部族のお話、また続きます。
WSのお知らせです。
〜おお麻よりより会とお話会(叶結びネックレス作成)〜
日時 : 2018年10月1日(月)
午前の部 10:30〜12:00
午後の部 13:00〜15:00
場所 : 市川市妙典駅徒歩5分
(詳細は、お申込み頂いた方にご連絡致します)
参加費 : 3500円 精麻2本、お茶菓子付き
午前、午後二部ご参加の方は、5000円
お申込み方法 : keityblue01@gmail.com へ
お名前、お電話番号、午前か午後のご希望をご連絡下さい。
24時間以内にご連絡がない場合は、メッセージでもお受けしております。
〜天城流湯治法 呼吸法WS〜
日時 : 9月20日(木曜日)
午前の部 : 10時から11時半
午後の部 : 13時から14時半
場所 : 千葉県市川市妙典駅 徒歩5分
詳細は、お申し込みを頂いた方へご連絡致します。
参加費: 3500円(テキスト1部込み)
お申込み方法 : keityblue01@gmail.com へ
お名前、お電話番号、午前の部か午後の部かを記載の上、ご連絡お待ちしております。
24時間以内にご連絡がない方は、ブログへのメッセージへコメント下さい。
その他、糸掛け曼荼羅WS、あなたのお腹魅せて下さいセッション、精油のお茶会、精油販売等を開催しています。
詳しくは、HPをチェックして下さると嬉しいです。