旦那のバイクが盗まれた。
カリフォルニア時代に、旦那が私に相談なく勝手に購入した、当時120万円したKawasakiの大型バイクを、である。
旦那がツーリングで自爆しバイクが壊れ、トータル10回も乗らずに車庫の肥やしになっていた、Kawasakiの大型バイクを、である。
↑ その日の息子の日記
「お父さんのバイクが消えた。誰かが盗んだ。警察官がうちに来て、レポートを作った」
犯罪は憎むべきことであるが、ここはアメリカである。
はっきり言って、警察は窃盗や強盗程度ではまともに捜査しない。
住民が自衛するしかないのである。
犯罪者に銃が渡り、たびたび乱射が起き犠牲者が出ることは、絶対にあってはならないことだ。
しかし現実問題として、銃を自衛のために持っておきたい、という考えは理解できる。警察はあまりあてにならないからだ。
去る夏の夜中、階下の青年が銃殺された。パンパンパンという銃声と、彼の悲鳴とを耳にしたときには、本気で銃の購入を考えもした。犯人捕まってないし。
治安が良い、とされている地域でも、こういうことは起こりうるのである。
そして、私の旦那は、防犯意識がすっぽりと欠如してしまっている。
何度注意しても、脅してもすかしてもダメである。事あるごとに言って聞かせても、全然ダメである。
車や玄関の鍵のかけ忘れ、酷いときは半開き+鍵自体を外の鍵穴にさしっぱなし。
夜中、ベランダの窓を開け放して寝てしまう(低層階なので、子どもでも簡単に侵入できる)
後付のGPSを毎度しまい忘れる。(警察から「車上荒らしを誘発するので仕舞うように」と文章で正式に警告も受けている)
そんな彼は一度、カリフォルニアで拳銃強盗に遭っている。それでも、自衛しようとか防犯に勤めようとか、考えないらしい。
今回は、バイクのカバーがボロボロで中身が見えてしまっていたので、新しいのと交換した方が良いと忠告した矢先、バイクが盗まれた。
そして彼は、バイクを盗まれたにもかかわらず、その事件当夜にベランダの窓を全開にして就寝してしまった。去年、階下で殺人事件が起きたにもかかわらず、である。
夜中に強盗が入ってきたら、どうするつもりなんだろう。自分ばかりか、子どもも危険な目に遭うっていうのに。
私だって体調が悪いときがある。毎回毎回、戸締り火の元確認してから寝ることが出来ないことだってある。呆れて言葉を失う、っていうのを、何度体験したことか。
―――だから、こういうことはいつか起こるだろうな、との予感はあった。
もう、アメリカじゃなくてブータンで暮らせよって、本気で思う。重大な犯罪に巻き込まれる前に、治安がいいところに移ったほうがいい。
だれか、彼を叱ってください。もう私の手にはおえません。
