以前、某元プロ野球選手がインタビューされた記事を読んだのですが、
その選手曰く、プロで大成するのに最も大事なものは運だそうです。
当然、努力や実力は?と問われると、『努力は当然であり、そもそも
プロ野球選手になるような人は一般人が思うほど実力差はない』、とのことです。
当然異論、反論もあると思いますが、私は妙に納得したのを覚えています。
あそこで打っていれば・・・あの打球が抜けていればあの選手は一軍に定着したのでは?
レギュラーになれたのでは? という場面を何度か見かけました。
それを物にできるかどうかを実力というんだ!と言えば確かにそれまでですが・・・
高濱卓也
彼はプロ野球選手として何者でもありません。 見事なまでになんの実績もありません。
潜在能力の高さは多くの人が認めていますが、背番号まで変えられ、若手とはいえ
なかなか難しい立場にいたと思います。
それが普通に考えたらトレードの対象にすらならなかった選手がロッテに請われていくの
です。
オープン戦でたったの数試合でヒットを打っただけで・・・・・・
私はこれは高濱選手にとって千載一遇のチャンスだと思います。
だいたい不動のレギュラーからポジションをとるなんて相手が怪我でもしないかぎり
そうそうとれるものではありません。 ましてや阪神のショートはあの鳥谷。
しつこいようですが、プロ野球選手は一軍で結果だしてなんぼの世界。
そのチャンスが少しでも多いチームへ行くべきだと私は思います。
本気で彼の実力を惜しんだ野球の神様の配慮なんだと思っています。
プロテクトのルールもろくに知らなかった馬鹿なフロントによる悲劇、だなんて思っては
・・・・・いません。
高濱選手、がんばってください。 日本シリーズで会いましょう