4つ目の病院の予約のあった前の晩、母の急死の知らせを電話で受けました。
遠く海外で生活していたからでしょうか、全く実感がわかないまま、目の前の問題=息子のアトピー、を解決していくしかなく、日本に緊急帰国する前にスーツケースをかかえて病院に行きました。
ドイツ語訛りの強い黒人女性ドクター。
私からの第一声が、「私の母が昨日亡くなったので今から日本に帰るからこんな大荷物で来ています。」だったので、私たちがいかに息子のアトピーで困っているかという気持ちは十分伝わったと思います。
その彼女が私たちの救世主となりました。
アトピーの治療で最も大切なことは「清潔」「保湿」の二つだと教えられました。
あまりに当たり前のことで、医学を学んだ医者に教えてもらうほどのことでもないと感じるかもしれません。だからこそ、病院にいってもなかなか教えてもらえないことなのかもしれません。
具体的に彼女が指示してくれたことは、
1。ジクジクしているところは、紅茶パックをする。
うちの息子の場合は手足の関節内側部分でした。
濃い紅茶をつくりガーゼに染み込ませて包帯で巻くと、乾燥してジクジクが治ります。
2。それ以外の部分は常に清潔にし、保湿クリームをぬる。
1日4-5回が理想。
清潔というのはよく泡立てた石けんであらい、しっかりシャワーで洗い落とす。
洗った後、保湿オイルの入ったお風呂に入るのもよい。
3。保湿クリームは相性があるので、いろいろなものを試して見ること。私たちも10種類ぐらい試しました。
4。特にひどいところはステロイド。体の表面積の何割かを決め、場所は1ー2週ごとにかえてよくなったら徐々にへらす。
これに関する具体的な方法は症状によっても違うと思うのであえて詳しく書きませんが、急に減らさない 全身に塗らない ことが大切です。
これだけです。これだけ、といっても、1日何度もシャワーをし、動き回る赤ん坊を包帯でまいたり、クリームを塗ったらそれだけで1日が終わるほど大変です。ドクターは頑張るように叱咤激励してくれましたが、個人的には頑張りすぎないほうがいいと思います。振り返ってみると、「いつかは治るさ」というゆったりとした気持ちでいることも大切だと思います。アトピーで死ぬことはないのですから!
最後に5つ目はなるべく刺激の少ない服を着ることだそう。例えば綿のスベスベの生地。ラルフローレンの鹿の子生地のポロシャツですら、アウトと言われました。これについてはまた書きます。





