今日は、ちょうどこの時間帯は
仙台市のある体育館のギャラリーで
中学生の大会を観戦していました。
グラグラとしたかなりの揺れを感じましたが
今思い返せば、体育館の中には
悲鳴も怒号も、衝動的な行動も
一切、ありませんでした。
かなり大きな体育館でしたから
1000人以上は中にいたと思います。
その1000人以上の人間が、落ち着いた雰囲気の中で
大会運営サイドの指示を静かに待てていたというのは
驚くべき光景だと思います。
これはすごいことだなと、感じました。
パニックにもならず、聞き耳を立てながら
じっと指示を待てる日本人ってすごいな
大震災を体験した東北の人たちってすごいなって
素直に、そう感じます。
ただ、静かにしていたにせよ
心の中は千差万別だったのではないでしょうか。
極めて冷静でいることができた人・・・
反対に、恐怖で言葉も出なくなってしまっていた人・・・
私は、冷静であらねばと思い続けていましたが
実際のところ、恐怖で体が痺れていました。
震度4の揺れが
あの3月11日のように
立っていることも難しいほど
強く激しいものへと大きくなっていく様子を心の中でイメージし
その恐怖で体が痺れました。
私は内陸部の人間ですので
大震災の時は津波の被害は受けることがなかったのですが
今回は、「仙台」「地震」というキーワードから
大きな津波が押し寄せてくることを、瞬間的に覚悟しました。
冷静な顔、平気な顔を装っていましたが
心と体は、強く痺れ続け
津波の心配がないという情報を確認できたとき
その瞬間、どっと体に疲れがこみあげました。
いい歳をした大人の中年のおっさんではありますが
あの3月11日の恐怖が
心の中にトラウマとなってはっきりと残っていることが
自分でもよくわかるんですよ・・・
まあ、津波がこないこと、大きな被害となっていないことを確認して
そのあと、勇気を出して石巻に向かったんですけどね。
もともと、そういうスケジュールの日にしようって思って
朝、家を出ましたので・・・
その話は、またのちほど・・・


気が向いたら、たまに更新します
































