華やかな表通りよ、中筋へ入った路地の通りを三人の男が歩いていた。

一人の男が先頭をいき、二人の男達はその後に並んで歩いている。

突然、先頭の男の足が止まる。
それに従う様に後ろの男達の足も止まった。

目前の物陰から人影がふらりと現れて道を塞いだからだ。

「ねぇ、アタシと遊んでくれない?」

その声に、言葉に男達三人の目がその人影に向けられた。

女だった。violet color のタンクトップにダメージ加工された indigo color のデニムのショートパンツ。

身長は、160センチくらい、ボディはスレンダー(78-56-82)で脚は長く、おそらく股下が78センチはあるであろう。その生脚には violet color のランニングシューズを履いている。

髪は長い黒髪で顔はシャープなハーフかとを思わせる美人である。

「へぇー、3対1、で良いのかい?」

表情を弛めて先頭の男が問い返した。

「もちろん、じゃなきゃアタシの相手には物足りないでしょ?」

「はぁ???」

男達三人が同時に厭らしい表情に不愉快そうな表情を混じらせ女を睨みつける。

瞬間、女が間合いを詰めて先頭の男の鳩尾へ右脚の前蹴りを放ち、爪先をめり込ませた。

グゲッ、と息を詰まられ男の身体が前へ傾く。
身体が前へ傾き無防備に晒された後頭部に右拳の鉄槌打ちが打ち下ろされた。

女は、崩れ落ちる男を乗り越え後ろの二人の男達へパンチを繰り出す。

向かって右側の男に、左ストレート。
左側の男に、右フック。

男達は顔面に貰ったパンチの勢いで後へとたたらを踏む。

崩れ落ちた男が、ウゥと息を吐きながら体を僅かに起こした。

僅かに起きた体の左脇腹にすかさず女がサッカーボールキックを連打する。

一発二発、メリッと男の体が壊れる音がする。
その音を聞いた女の顔が上気する。

三発、メリッ、ミシッ。
女の身体の中が熱く火照ってゆく。

四発、五発。男の体が地べたに完全に這いつくばる。
女の身体、臍から下へ熱い火照が集まり始める。

我に帰った右側の男が大きく踏み込みながら右のロングフックを振る。

女は左腕を立てロングフックをガードすると同時に右のボディアッパーを鳩尾に、下腹に続けて打ち込む。

男の体が前へ傾く。
傾いた顔面に右膝を突き上げ鼻を潰す。

グチャ。
女は、その音と右膝に伝わってくる感触で下腹部の熱い火照りに濡りが加わったことを感じた。

左側の男が女の背後から掴み掛かってくる。男の右腕が女の首を絞めようとする。

女はその右腕、右手首を左手で握り右の肘打ちを男の脇腹に打ち込む。

男の右腕の絞めが緩む、緩んだ右腕を巻き込み一本背負いの様に投げつける。
男の体が地面に打ち付けられる。

掴んでいた男の右手首は離さない。
離していない右腕が伸びきっている。

伸びきっている右腕の肘に女は自分の左膝をあてがい本来曲がらない方向へ折り曲げる。

バキッ!
女の身体の芯に、歓喜が宿り火照っていた下腹部は完全に濡れていた。

倒れもがき苦しんでいる男達を見下ろしながら女は自分の身体を愛しく抱き締め甘い吐息を吐いていた。



アァ、アアァ、アアァン。
ウン、ウウン、ウァン。

waterblue color のシーツのベッドの上で身悶える女。

女の右手の指も左手の指も濡れ光りヌルリとした糸を引いている。


女の名は、カリナ(可梨那)
19歳の女子大学生である。

ベッドの傍にはviolet color のタンクトップとindigo color のデニムのショートパンツ、真っ赤なショーツが脱ぎ散らかされ、部屋の入口である玄関にはviolet color のランニングシューズも脱ぎぱなっしに乱れている。


女、カリナの性癖。
男を殴る、蹴る、ボコる。
そこにエクスタシーを感じる。

男を殴り、蹴り、ボコった後は自分で自分を愛す。その行為は最高級の歓喜を、エクスタシーを与えてくれる。



気付いたのは、小学校の五年生の時だった。
小学校の一年生の頃から親の薦めで空手を習い始めた。フルコンタクト系の空手道場だった。

低学年の頃は男子も女子も関係なく混合で練習をし試合にも参加していた。

高学年になり男子と女子と練習も試合も分けられ女子だけの練習にも試合にも物足りなさを感じていた。

ある日、カリナは男子の練習に混じりたいと師範に申し出た。

その申し出はあっさりと受け入れられた。ただし、特別扱いはしない、男子の練習メニューとルールに従う事。

カリナにとってそれは苦でもない事だった。
男子を相手に組手をする。

遠慮なくボコボコにする。
咎める者はいなかった。それよりも称賛し褒め称えてもらえた。

男子をボコボコした日の夜はいつもすぐには寝つけなかった。
身体の中が熱くなり昂りが治まらなかったのだ。

その頃はただ男子に勝っている。褒め称えられている、だから興奮しているだけだと思っていた。


中学生になると男子も女子も異性への意識が高くなる、それに伴いキスだとかセックスだとか、自慰行為だとかをも意識し始める。

キスやセックスは相手を必用とするが自慰行為は一人でおこなえる。

カリナは自慰行為を試してみた。けれどそれが気持ちいいとは感じなかった。

それでも繰り返すうちに止められなくなっていた。

その日の夜も空手道場で練習し、男子をボコボコしいつもの様にベッドでモンモンと身体の火照りをもて余していた。

寝つないままに寝返りを繰り返すうちに無意識に自分の右手を下腹部へもってゆきマッサージをし始めていた。

ウン、はぁ…
違う?いつもと違う感じが熱く身体を下腹部を支配し始めた。
気付きから目覚めへ変わった。

あとは無我夢中。
男子ボコボコ後の自分で自分を愛する行為はカリナを虜にした。


高校生になりセックスをした。と自慢気に話す女子がいた。
セックスって良いわよ。その言葉に興味が湧いた。

カリナもセックスをしてみようと思い始めた。
けれども、ヤりたい男子がいる訳じゃなかった。だからといって誰でもいいって訳でもない。

カリナはクラスでイケメンと持て囃されている男子を誘った。
親の留守中に自分の部屋でイケメン男子とセックスをした。

けれどそれはカリナをがっかりさせた。
ちっとも良くない!全然物足りない!

だいたい男子は自分の事に夢中で勝手に腰を振り勝手に終わって満足している。
私の身体はどうなるの?!

やっぱ、自分で自分を愛する行為が一番良いと確信した。


大学生になると空手道場でカリナの組手の相手になる男子、男性がいなくなってしまった。

遠慮なくボコボコにしてくるカリナを敬遠し近づいて来ないのだ。

組手の練習自体は指導員や師範を相手に続けられたのだが、カリナの実力では指導員や師範をボコボコにする事はできなかった。

もっともそれがカリナの格闘の技術と実力をアップさせたのだけれども。


男をボコれないストレスがかなり溜まっていた頃、街で声を掛けられた。ナンパされたのである。

たいしたイケメンでもない優男だった。話に乗って着いていくと、速攻ラブホテルへ入り押し倒してきた。

ざっけんじゃね!
カリナは優男をはね除け逆に馬乗りなる。

マウントポジションから優男の頬をビンタしまくり顔を二倍に膨らましてやった。

優男はやたらめったらに謝り三万円の金を置いて逃げてしまった。

ラブホテルの部屋に一人で残されたカリナだったが自分の身体の火照りに気がついた。

全ての着衣を脱ぎ生まれたままの姿でラブホテルのデッカイベッドで心いくまで自分で自分を愛す行為に浸った。

行為を終えたカリナは閃いた。この手は使える。
男性に自分を誘わせるか、自分から男性を誘う。
男狩りである。

狩った男をボコる、身体に火照りを灯させる、そして自分で自分を愛す行為に浸る、最高のエクスタシーを獲られる。



ある研究機関によれば、全人口のおそらく1パーセントくらはいると言われている暴力に快楽・エクスタシーを覚える、バイオレンス・キラーエリート。

カリナはそのバイオレンス・キラーエリートだった。



二度目はカリナから声を掛けた。

しかも相手は三人の男だった。

男達をボコり自宅のマンションまで帰りつくまでの待ち遠しさがいっそう狂おしく自分で自分を愛する行為を激しくした。その日はまさに狂ったかの様だった。



1ヶ月後。

そろそろ三度目の狩りをヤりたい。

大学の中では声を掛けられる事に不自由はなかった。だが同じ大学の男子生徒をボコったのでは直ぐに全員に知られてしまう。そのため同じ大学の男子生徒は避けていた。

街に出る。獲物を求めてさまよい歩く。街で目にする男達は皆不満だった。

せっかくボコるならボコりがいのある男が良い。

草食系だか何だか知らないけど男にさえ見えないヤツもいる。そんな男をボコってもフラストレーションが増すだけだ!

夜の街に出る。
チャラチャラと無駄な大声を出すしか脳のない優男達。
疲れはてスケベなだけのサラリーマン達。

カリナの求めるボコりがいのある男はいなかった。



午前中で大学の授業は終わりだった。
カリナは独り暮らしを始めたマンションへの帰り道、フラりとコンビニへと立ち寄ろうと足を向けた。

コンビニの前、駐車場の片隅に喫煙者の為の灰皿が設置してある。

一人の男が煙草を吹かしている。
その男にカリナは視線を向けた。

silver color のランニングシューズに左腿に艶やかな刺繍がされたショーツジーンズ。
darkgrayとLitegrayの横ストライプのラガーシャツ。

※因みに、横ストライプの服をボーダーと呼んでいるがそれは認識不足の呼び方である※


長過ぎず短すぎない髪は銀髪で後ろへ撫で付けている。

身長は、170センチくらいか?
体格は良い、ラガーシャツの袖口から出ている腕は赤銅色で筋肉質な筋が切れている。

カリナの視線は男に釘付けとなった。


カリナの足はコンビニへの入口から釘付けとなった男へと変わり歩き出した。

近づいてくるカリナに男の視線が向く。
カリナの視線と男の視線が絡み合う。

「ねぇ、おじさん」
カリナが声を出す。

男は反応しない。

「ねぇ、ねぇ、おじさんってば」

声を出しながらカリナが男の顔を覗きこむ。

「おじさんって俺か?」
男が仕方なく声を出す。

「そう」

「どっかで合ったかい?」

「うぅん、初めましてだよ」

「初めましてで、おじさん呼ばわりは失礼だな」

「そう?じゃ、お兄さん?」

「んで、用はなに?」

男のその言葉にカリナは妖しく微笑み決めの台詞を出した。

「アタシと、遊ばない?」

男は苦笑いを作り出す。

「まだまだお日様ピカピカだぜ」

「ふぅん、お日様は関係なくない?」

「なら、遊んでみるか」

男の答えに妖しい微笑みのままカリナは歩き出す。

男が後を着いてくるのをしっかりと感じとる。


コンビニの駐車場の奥、車もなく広々としている。

カリナが不意に足を止めて振り向きざまに右脚を振る。ミドルキックを放つ。

男は無表情のまま左足を僅かに後ろへずらしかわす。

ミドルキックが空を切りカリナのバランスが崩れる。

崩れたバランスを何とか踏ん張り右の裏拳を放つ。

男が裏拳をスェーで見切る。

カリナは短く息を吸うと左右とパンチを繰り出す。
左、ワン。右、ツー。で男に向かってカリナが飛び込む。

スッ、と男の姿が消える。
途端にカリナの首が締め付けられる。

男の赤銅色の左腕が絡みついている。

絡みついた左腕の手首にカリナが右手を伸ばすが及ばず男の右腕が延髄からも締め付けていた。

ふわっ、と意識が遠退く、闇にカリナは吸い込まれていった。



ん…目覚めた、と言うよりは意識が戻った。

まだ朦朧としている。
カリナはやっとの思いで目を開ける。

灰色?どこ?ってかどうなったの?

瞳だけを動かし辺りを見回す。

どこかの部屋?
顔を左右に動かして見る。

灰色の天井、灰色の壁。

少しばかり離れた所に椅子に座りマグカップを手に新聞紙を見ている男の横顔が見える。

男?男の部屋?

ヤバ!
カリナは慌てて上半身を跳ね起こす。ベッドの上だった、シーツの色まで灰色だ。

掛けられていたタオルケットを退け自分の身体を見おろす。
yellow color のタンクトップ、その上に羽織ったwhite colorのシースルーなカットソー。

着衣は乱されてはない。

続けて下半身に掛かっているタオルケットを退ける。

Skyblue colorのショートパンツも乱れてはない。

はぁ、と思わず安堵の息を吐いた。


「お目覚めかい?」
男の声が聞こえてくる。

「おじさん、アタシ、どうなったの?」
カリナが声を返す。

「あぁ、突然、お嬢さんがコンビニの駐車場で寝ちゃったから、まさか、ほっとけないだろ?」

「寝ちゃった…?」

「仕方なく俺んとこへ運んだって事さ」


カリナは記憶を探った。
首に腕が絡められた、もがいた?
気が薄れた、闇に吸い込まれた。
おじさんを狩るはずだった、男を狩るはずだった。

アタシが狩られた?

カリナは頭を激しく左右に振り思考を止めた。


突然、とカリナは感じた。

男が立ち上がり、近づいてくる。

ヤバ、来た。ヤられる?
カリナが身体を固くする。

キラリ、と光る物が目の前に落ちてきた。

カギ?
意味不明って顔でカリナは男を見つめた。

「俺は、出掛けるから、気分が良くなかったら帰りな、カギ、掛けてドアpostに入れときゃいいから」

それだけ言うと男はカリナに背を向け出掛けてしまった。

仕方なくカリナは男の部屋をうろうろと見て廻る、一通り見て廻り玄関を出た。

カギを掛けドアpostを見つめる。
ふふふ、と微笑みカギを自分のショートパンツのポケットへ突っ込み歩き始めた。



夕陽が辺りをBloodOrange color に染めている。
カリナは男の部屋の前にいた。

左手にはスーパーマーケットの買い物袋を持っている。

右手をドアノブに掛け回してみる。
回らない。

ドア横のインターフォンを押す。
返事はない。

右手をショートパンツのポケットに突っ込みカギを取り出す。
カギを開け部屋へと入り込む。

カリナは足元へ視線を向ける。
silver color のスニーカーがある。
部屋の灯りもついている。

んだ、いるんじゃん、おじさん。
ちょっとドッキリさせてやろぉ。

悪戯心で、そろり、そろり、と足音を消し奥へと足を進める。

あと一歩?と思った瞬間、後ろから首に腕が絡められた。

アタシよ、アタシ!

カリナは慌てて声を出しながら左手を上げスーパーマーケットの買い物袋を見せた。

途端に首に絡められていた男の腕が緩んだ。

「何してんだ?」

男の声にカリナは振り向いた。


振り向いたカリナの瞳に写ったのは男の裸体だった。
その裸体は、シャワーの途中だったのであろう髪も身体も濡れキラキラと煌めいている。

濡れた銀髪は野性のsilver wolfを連想させた。
濡れた身体には無駄な脂肪も無理矢理に誇張した筋肉も無い理想的に鍛えられたMarshall artist bodyだった。

刹那!カリナのHeart がFlash した。
一目惚れ!男の身体に一目惚れした。


カリナは無意識に買い物袋を床に置き男に近づいた。

カリナの右手が男の筋肉で隆起した左肩へ触れる、そこから左の腕を撫でてゆく。
筋肉の膨らみ窪みが掌に伝わってくる。

カリナの左手が男の胸に触れる、大胸筋からシックスパックへと撫でてゆく。シックスパックの膨らみ窪みが掌に伝わってくる。

シックスパックの下でバスタオルが巻かれている。
カリナは左手の指をバスタオルに引っ掛け取り除いた。

発達した大腿筋が二本現れる。二本の大腿筋の間に黒い茂みがある。

カリナは膝を床につけ黒い茂みの前に自分の顔を近づけた。

茂みの中の黒光りする肌をしたbeast がいた。

黒光りする肌のbeast に左手を触れさせ優しく支えさらに顔を近づける。

beast の先端にカリナは唇をつける、舌でなめる、口にふくむ。

口にふくんだ途端にbeastのサイズがアップし硬くなった。
硬くサイズアップしたbeast はstrong beast と変わりカリナの口の中をいっぱいに支配した。

口の中いっぱいに支配されたままカリナの頭が、首が、動き出す。

前へ後へ、大きく小さく、深く浅く。
吸う、しゃぶる、絡める。

どれくらいの時間そうしていただろか?
男の声にカリナは我に帰った。

「取り敢えず、シャワーしろよ、お嬢さんも」

床に膝をついたまま顔だけで男を見上げ、うん。と返事をした。

男は何もなかった様にシャワールームへと戻っていく。

カリナは慌てて着衣の全てを剥ぎ取ると小走りにシャワールームに向かった。



カリナがシャワールームに入っていく、シャワーの続きを浴びていた男が立ち位置を代わる。

カリナがシャワーを胸に受け始める。

男はボディソープを掌に取り両手でカリナの身体に伸ばしていく。

肩口から背中へ、背中からウエストへ、ウエストからヒップへ、ヒップから太股へ、太股から脹ら脛へ。

男の掌が後ろから前へ移る。

脛から太股へ、太股から臍下へ、臍下から胸へ。

大き過ぎない胸の膨らみを滑らせながら先端へ。

男の掌がカリナの膨らみの先端を刺激した。

アッ…とカリナの声にならない息がもれる。

やだ、感じちゃった?
ここでも感じちゃうんだ?
カリナは自分が胸の膨らみの先端で感じることを始めて知った。

男の掌がカリナの下腹部へと滑ってくる。黒い茂みをまさぐりさらに奥へと。

茂みの奥で男の指が活動し始める。

アァ、アァアァ…
カリナの声に男の指が活動を止める。

やだ!もっと楽しませてくれなきゃ!
カリナの気分が削がれる。

と思った瞬間カリナの身体はくるりと廻され男と向き合っていた。

男の身体がグイとカリナに迫る。
思わずカリナは後退り背中をシャワールームの壁につけた。

男は何もなかった様に自分の右腕をカリナの左脚の内側に差し入れると左脚を持ち上げた。

脚を持ち上げられカリナの下腹部が露になる。
露になった中心に一輪のpink colorの薔薇が蜜を湛えていた。

蜜を湛えたpink roseに男のstrong beast が迫り挿入り込む。

挿入り込んだstrong beast がカリナの身体を突き上げた。

アァハァ!
刺激がカリナの脳天を突き抜ける。
経験したことの無い刺激が脳天を突き抜けた。

突き上げが、二度、三度、数えきれなく続く。
刺激がカリナの脳天に身体に突き抜けさらに全身を刺激が包み込む。

だ、だめ…もぅ立っていられないわ…
カリナは男に向かって呟いた。

その呟きに男は自分の首にカリナの両腕を絡ませさらに右脚を内側から持ち上げた。

キャッ?!
カリナの両脚は左右に大きく開脚されたまま抱き上げられた。もちろんpink roseにstrong beast は挿入り込んだままだ。

「しっかり掴まってないと落ちるぞ」

男の言葉にカリナはいっそう絡ませた両腕に力を入れてしがみついた。

男が歩き始める、足を進める震動が新たな刺激を起こす。
新たな刺激がカリナの脳天に突き上がる。

ウゥン…恥…開脚も震動も刺激的!


男は開脚したカリナを持ち上げたままベッドの傍まで歩くと自ら腰を降ろし後ろへ、仰向けに倒れ込んだ。

倒れ込んだ男の身体の上にはカリナが乗っかっている。

カリナ自身の重さでstrong beastがpink roseのさらに奥へ深く挿入り込んだ。

アハッ!
超刺激に思わずカリナの身体が後ろへ仰け反る。さらに男が腰を使い、ベッドのスプリングを利用してさらに激しく突き上げる。

突き上げてくる超刺激にカリナの身体が狂い踊りだす。
その激しさにカリナの長い黒髪が乱れる荒れ狂う。両手も宙を振り乱れ振り舞わされる。
振り舞わされるカリナの両手を男の両手が掴まえる、両手の指を強く絡め合う。

時の流れる感覚は消えていた。

それでも時が止まるかのように踊り疲れたカリナの身体が停止した。
男の胸に向かってグラリ揺れ倒れてゆく。
男は倒れてきたカリナの身体を難なく受け止める。

踊り狂い疲れたカリナの荒く乱れた息が男の耳元に聞こえてくる。

荒く乱れていたカリナの息が整い始める。
整った息がしばらくすると規則正しく変わる。

規則正しい寝息に変わっていた。



カリナは夢を見た。

yellow color のタンクトップのカリナとviolet color のタンクトップのカリナが向き合い座っている。

yellow color のカリナが話しだす。
「アタシ、止めるわ男狩り」

violet color のカリナが答え問い直す。
『え?どうして?』

「この男の傍にいることにしたわ」

『この男?男って殴る、蹴る、ボコる、もんじゃないの?』

「この男は、違うの、ボコらなくても最高のエクスタシーを与えてくれるから」

『そお…じゃ男狩りをして自分で自分を愛す行為をする、アタシとは、サヨナラって事ね』

うん……
「いや、一旦休眠って事にしょう」

『はぁ?』

「この男に捨てられた時の為によ、備え有れば憂いなし。ってね」

『ん…使い方違う気がするけど、まぁいいっか』

「じゃ、おやすみなさい、男狩りするアタシ」

『おやすみなさい…』

話し終えるとカリナは夢から眠りから目を覚ました。



そっと目を開け隣へ顔を向けた。

男が寝息をたてて眠っている。

頬に触れている感触にカリナは微笑む。
男の左腕、腕枕が心地好いからだった。

少しだけ頭を、顔を上げて男の顔を覗き込む。

男の瞼がピックと万能する。

カリナは身体を浮かせ男の身体の上に乗った。

男の瞼が僅かに空いた。

カリナは男の顔に自分の顔が接っくまで近づいて言葉を出した。

「アタシ、カリナ、19歳、大学生」

男の左の眉が僅かに反応する。

「お兄さんは?」

カリナの問いの言葉に少しだけ間を置き言葉を返した。

「……シンイチ、探偵さ…」




終り。