昔の株の本においては、場帖をつけ、チャートを手書きで書くことになっている。

私も昔手書きで書いていたが、今はもうやっていない。

（手法が売買ではなくドルコストで毎日買付でやっているため。）

グラフ用紙を買ったり、日にちと値段を30cm定規であわせて書いたりしてると

どうしても面倒でPCのチャート画面でいいやとなってしまうが、

売買するならやはりPCのチャートを使ってはだめだと断言できる。

これは2020年1月から2024年1月の日足

時期を見るには図の一番下を確認してもらいたいが、2022年の1年はずっと下げ相場。

上げたり下げたりしながら、これだけ下げると損切りする人も多いと思う。

2021年の20のところで買ったとして、しばらくあがってやったーー。と思っていたら、

ズルズル下げ、利益を吐き切り、買値を下回り、半年以上下げる。

どこまで下げるかわからず、思わず損切りしてしまうと思う。

次は、同じ銘柄の2022年から2024年までの日足

このグラフだと、2022年の損切りせざるを得なかったようなあのきつい下げがあまりきついように見えない。

なぜなら、2024年に株価が急騰し、それを同じ画面の大きさに収めるために、

過去の上下動の幅を狭く表示せざるを得ないからである。

これでは、過去に感じた変動感覚が現在のグラフ表記とズレが生じてしまい

株価変動の受け止めの連続で養成される変動感覚の基準がいつまで経っても身につかない。

グラフなら縦軸の値段の間隔を変えてはいけない

（なので現在値の10倍くらいは上に余裕を持ってメモリを振っておく）

昔の本では、グラフは目で見てなんとなくわかった気になってしまうから、グラフはダメで終値の表の方が良い。

という話もよく記載されていたが、PCの場合は特にグラフではなく、

終値の表だけ見て売買したほうが正常な変動感覚が養われると思われる。

パソコンのチャートがだめな理由