今年は雪、降りすぎ~!

 

もうエエです。はい。

 

 

話は唐突に変わりますが、駅前の観光案内所【旅里庵】、この1月より町営となっています。

 

我々NPO法人Project A.Y.が、2008年より指定管理者として運営して参りましたが、

 

現状では継続不可能と判断し、このたびの契約更新しませんでした。

 

というのも、AYは「ちゃがまる」というレトロバスを運営しながら、

 

その収益で観光案内所【旅里庵】を運営していました。

 

しかし、(凄惨な事故だったので記憶に残っている方も多いと思いますが)

 

2016年1月に起きた軽井沢スキーバス事故の影響で、

 

バス事業者の、安全管理(体制)が徹底して厳しくなり、人件費等のコストが莫大になることから、

 

NPOでボランティア的に運営していた我々では、とても継続していけない状況になりました。

 

(全国の小さなバス会社が同じ理由で、廃業が相次ぎました。)

 

残るは赤字体質から脱却できない【旅里庵】のみ。

 

経営努力はしながらでも赤字は年間数十万円。

 

「その分なんとか支援補助してもらえませんか」と町に何度も相談に行きましたが、

 

「それは出来ない。」と。

 

「それならば、駅裏の駐車場は皆、無料で車を停めている。通勤でJRを使っている人が利用しているようだが、

 

ちゃんと月極駐車場を借りて通勤している人から不公平だと不満も出ている。

 

であれば、ここを有料駐車場にして、その管理費として収益を【旅里庵】運営費に充てさせていただけないか。」

 

と提案。

 

「それなら考えてもいい。まずは調査しなさい。」

 

と半年間(1年間?)、駐車場の利用状況を調査すると、やはり同じ車ばかり毎日停められている。

 

では有料駐車場にしていこうか、と、設備の見積もりを業者に依頼。

 

パーキングチケット方式の機器を設置する費用と、駐車場として整地・線引きする費用、

 

見積額は400万円ほど。

 

利用者の不公平と、駅前観光案内所が継続できる仕組みへの投資として妥当な金額である、

 

と判断されたのか、事業化に向けてGOが出た。

 

しかし! 

 

ここからがおかしなところで、これを町で整備するには「業者の見積り」ではなく、

 

「入札用の設計資料」を用意しなければならない、と建設デザイン課。

 

それは専門のコンサルタントが作るのだが、その費用はおよそ300万円なり。(゜o゜)

 

これでこの事業にかかる費用は計700万円に。

 

結果、町は「700万も出せない。」

 

駐車場事業は立ち消え。

 

我々は【旅里庵】継続をあきらめた。

 

( いやその前にコンサルの費用は必要か?おかしくない?

 

でも実際こういった事例がたっくさんあります。学校のエアコン整備もそう。

 

というか公共事業はこれが当たり前。だから公共事業は金がかかる。

 

公正な事業実施のためしょうがない、と考えるか、税金の無駄、と考えるか。。。

 

町単の事業ならケースバイケースでやったらいいのにねえ、議会さえ納得すれば。)

 

 

そして今、旅里庵は町営になり、毎月数十万の経費が掛かっている。

 

春には指定管理者の再募集をするだろうが、

 

それまではおそらく200万くらいは運営費として町が補填するわけ。

 

(民営と違って人件費等そこそこに設定しますので…)

 

指定管理に立候補がなければまた町営?または運営補助金を出して再募集?

 

AYの要望は聞いてくれなかったけど次の事業者には運営補助金?

 

結果的に幾ら余計に税金投入するの?

 

 

【旅里庵】は町営だと思っている観光客は多い。

 

それどころかほとんどの町民が民営だとは思ってない。

 

または補助金で運営していると思ってる。

 

この10年、JRへの家賃(年13.4万、途中から)以外は全てAYの自腹でした。

 

我々の10年間(町並み博2004からなら14年間)は全く評価されず。

 

勝手にはじめて、勝手にやめて、金のかかることを町に投げつけた、と思われているらしい。

 

 

 

民間の感覚と行政の感覚は違う。

 

よく言われることだが、議員になってからその違和感は尚更大きく感じる。

 

そりゃそうだ、ずっと行政にいて、行政のやり方が当たり前、

 

そこに違和感は最初からないし、変えようとか何とかしようという感覚は、当然ない。

 

 

誰のことかな?