Keis' アメリカ大学正規留学へ…University of Washington Seattle.
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

New Horizons

帰国してから少々だらけてしまっているKeis'です。

今日は、二年前の秋に大学でやったプロジェクトでいろいろ調べた探査機、「New Horizons」が最近また話題に上ってきているので、それについて書こうと思います。

New Horizonsは、NASAが打ち上げた探査機で、主なミッションは冥王星(Pluto)とその衛星のカロン(Charon)の地理、形態、大気、そしてそれらの太陽風との関係を調べることです。

NASAのオフィシャルのサイトはこちらこちら

なんと、そのNew Horizonsがあと一日ほどで、冥王星に最接近するのです!!!フライバイです!!!

いままで、冥王星は調査があまりされていませんでした。(とおい惑星なので、望遠鏡でも捉えることが難しい。)

そしてその打ち上げは2006年の1月19日。あれ?天文学好き(特に惑星好き)の人は2006年って何か思い出しませんか?

そうなんです。2006年の8月に、冥王星は惑星ではなくなってしまったのです。

その当時は全然しらなかったのですが、アメリカ人が発見した唯一の惑星だったので、アメリカではすごく反対が多かったらしいのですが…。(いまだに、冥王星は惑星だ!って言ってるアメリカ人います。笑)

打ち上げのわずか約7ヵ月後に、New Horizonsは目的地の定義が変わってしまうという、苦難を経験したのです。

でも、New Horzonsって、いろんな記録をもっているんですよ。打ち上げられたあとの待機軌道(Parking Orbit)から、地球を出るときに人類が作ったのものの中で、最速になったんです。(16.26km/s) これは、大阪と東京を20秒ほどで行ってしまうという、とんでもない早さです。

また、惑星へ向けて打ち上げられた探査機のなかで一番高価な機器を搭載していて、カメラ(可視光、赤外線、紫外線)が主なペイロードです。

冥王星とカロンの調査を終えた後は、カイパーベルトへ向かうそうです。


冥王星が近づくにつれて、いろんな写真が送られてきています。(ツイッターとか、NASAのサイトで見てください。)

最接近のときの写真が楽しみですね。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>