今回で3回目となる東北地方のローカル線を紹介するこの連載。最終回の今回は只見線をご紹介します。

 

 只見線といえば、日本中でも有数の秘境路線として知られ、鉄道ファンのみならず旅好きからも愛される路線です。車窓が四季折々異なることから、すべての季節で楽しめる路線としても知られています。

 現在は一部区間でバスによる代行輸送が行われていますが、鉄道での復旧も決定しており、復旧が非常に楽しみな区間です。

特別なラッピングがなされた代行バス車両 只見駅にて撮影

 

 只見線の中でも特に見所なのが、新潟側では大白川只見間、福島側では会津川口会津坂下間です。

 

 前者は、20km以上離れた駅間に、並走する川の景色や廃駅となった田小倉駅跡など、長時間の乗車が飽きない区間です。東京からも、上越新幹線などで日帰りすることができ、気軽に訪れることができます。

 また、只見駅と会津田島駅の間も比較的近く、東武鉄道のリバティ号やAIZUマウントエクスプレスなどの乗車と絡めて只見を訪れることができます。

新潟側の起点駅小出駅にて撮影 只見線の旅の始まりの駅である

 

 後者の区間は、多く架けられた橋梁が一番の見所です。雄大な景色が広がる中を列車で駆け抜けるのは圧巻の光景です。東京からは、磐越西線などを利用して訪れることができます。日帰りは忙しないという方は、沿線の温泉に泊まるのも良いでしょう。

現在、福島側の終着駅になっている会津川口駅 駅からの景色も素晴らしい

 

 以上、最終回の只見線でした。長らくの間使用されてきた国鉄型気動車は引退してしまいましたが、快適なキハ110系が運用されるなど、魅力は色褪せていません。是非一度訪れてみてください。

 

 最後に私事で恐縮ですが、今までの記事を担当しました3年部員の執筆は今回で最後となります。皆様沢山の閲覧ありがとうございました。引き続き、お楽しみ頂ける記事を執筆して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。