私の仏像117・東大寺・千手観音立像東大寺千手堂は常に開かれているわけではありませんが、戒壇堂の長期間修理の際に、替わりに開かれており、その時に参詣しました。厨子入りの何とも美しい千手観音立像。鎌倉期作、善派(鎌倉期に奈良を中心に活躍した仏師集団)の手による立像です。保存状態も良く、色もよく残っています。脇の四天王も当初の姿に近い彩色が残っており、美しい四天王像です。東大寺といえば大仏殿、法華堂などが有名ですが、開帳のタイミングは合わせなくてはなりませんが、この千手堂や俊乗堂も是非オススメです!