前回の三十三間堂大弁功徳天に対抗して、
美女対決奈良代表はこの伎芸天です!!!

首から下は補作したもので、
繋ぎ合わせたそうですが、
そうは思えない程の自然体!!
後補の仏師もタダ者ではないでしょう!
伎芸天と言う名を冠している通り、
芸事の仏様として信仰を集めています。
口元を見ると、、、
少し開いていて、歌っているようにも見えます。
実は、元々は音声菩薩として制作された可能性が
あるそうです。
音声菩薩というのは、阿弥陀如来来迎の際に
一緒に来迎する二十五菩薩の内のお一人で、
美しい歌を歌う菩薩だそうです。
いわば、その音楽の仏様が伎芸天として
あらゆる芸事の仏様として信仰を集めている……
音楽家の端くれとしましては嬉しくなってしまいます♪
ギリシャ神話の芸術の神アポロンも自身は音楽の神で、
あらゆる芸事の神ミューズ達を取り纏めている、
つまり、音楽はあらゆる芸事に通じている、という側面が垣間見えるのが何だか嬉しいわけで
あります!
というわけで、
伎芸天優勝!!(笑)