9月の状況…

・視力は完全になくなる?更に見えなくなる。逆に怖いものがなくなり、変なところに頭をつっこんだり歩いたりする。頭を突っ込んで抜けられず鳴く。戻してあげるとまたケージ内をグルグル廻り始める。

・ドッグフードを硬いものは食べなくなる。ソフトのドッグフードは食べ続けている。

・おむつダメ、決まった場所にトイレも駄目なので、トイレシートと布製のトイレシートを一面に引いてこまめに掃除をすることで固定。トイレシートは大きさをレギュラー、ワイドを使い分けている。布製のオシッコシートは滑りづらく便利だが洗濯が大変。人間用と一緒にするのは家族が抵抗があるのでとりあえず手洗いをつづける。


10月頃

・腰がくだけることが多くなる。腰が砕けて歩けなくなると悲鳴のような叫び声をあげる。落ち着かせて、胴輪をひっぱるとまたあるき始める。完全に歩けないわけではないが、シートで滑ったりすると混乱して泣き叫ぶようだ。この夜泣きがどんどん悪化をしていく…

・寝る前に何もしてないのに息が荒くなる時間が増える。

・今更ながら関節サポートやボケ防止に効果のあるといわれるフード等を食べさせる。高齢犬と言われる年齢8歳ぐらいから切り替えていけばよかったと今更後悔する…もっと早く獣医に相談すればよかった。なぜ今まで気が付かなかったのか…

・10月中旬ごろから原因不明の夜泣きが始まる。最初は餌をあげたり、少し散歩をすることで抑えていたが、段々、昼夜問わず、1時間毎に鳴くようになる。これが飼い主もかなり辛いし、本人もあまり寝れなくなってかなり辛そう。ただ、観察をするとどうやら関節の痛みと体が言うことを効かないことに対するイライラなどのように感じたので、ここで鎮痛剤をもらうことを決断する。あまり早く薬に頼ることはしたくなかったが今のままでは混乱して病院にも連れていけないので電話で症状を話して、体重を伝えて薬をもらう。

→ちゅーるに混ぜて鎮痛剤を飲ませると最初の1,2日は痛みが軽くなったように軽やかに歩き、すっきり寝ていた。しかし3日目から夜泣きがはじまり、あまり寝なくなる。薬を飲み始めてから1週間後に状態を獣医に伝えると鎮静剤を進められる。睡眠薬という手もあるが起きられず寝たきりになる可能性が高いので、まずは1日2回の鎮静剤をもらうことにした。

→鎮静剤はテンカン用で弱めの薬らしい。これを飲ませるとかなりぐっすり寝るようになる。1日目の朝、鎮痛剤と鎮静剤を飲ませる。しばらくぐずついた後、途中起きたりもしたが12時間ほどずっと寝ている。少し効きすぎて怖い気がしたがとりあえず先生を信じて用法を守ることにして、夜も飲ませた。2,3日は平和な夜が続くが寝る時間が増えたせいか、自力で起きられなくなり、補助が必要となる。また、左に傾いて餌を食べるようになる。(後にわかるが正に床ずれというやつだった)散歩は自力で歩けるがリードを支えにしてお互いに引っ張りながら歩く。

→4日目、昼はたっぷり寝るが、深夜の睡眠が浅くなり、寝て起きては騒ぎを繰り返し、朝はぐっすり寝るようになってしまう。1時間毎に起こされ、鎮静剤が効かなくなったのかと医師に量を増やせるか相談してみる。医師からの回答が「鎮静剤は効いている様子だが、昼夜逆転が起きている。昼にあまり寝させないようにして夜寝かせるように。鎮静剤が効きはじめるの飲んで3時間後なので計算して飲ませたら良い、起きるのが不規則なら6、7時間空ければ2回目の薬を飲ませても大丈夫。」とアドバイスをもらう。正直、昼に寝させないのも困るは困るのだが、とりあえず薬の時間を夜10時ぐらいあげて調整することにした。そうすると2,3日一回は夜騒ぐこともあるが夜中に起こされる頻度は減った。薬を飲んで5分後に寝たり、10時間ぐらい経っても寝続けることはあってムラもあるが、寝て欲しい時間の3時間前ルールはかなりいい感じに夜中寝てくれるようになった。

→今までちゅーるでごまかせていたが、最近は錠剤だけを残すようになる。味が苦いのか、これを飲んだら眠くなるときづいたか?チュールを乗せて、スプーンや箸であげたが、3口目ぐらいから薬に気づいて口を開けなくなるのでピルクラッシャーを利用することにした。細かくしてちゅーるに混ぜてあげている。薬の味や匂いが薄まれば気にならない模様。

・そうこうしている内に犬が騒ぐパターンがわかるようになる。

①起き上がりたいのに起きられない

②水が飲みたい

③お腹すいた

④体勢を変えたい。下になっている足が痛い。

→前述したが散歩で歩いていて寝たきりでは無いので、床ずれはまだまだ先だと思っていたが、鎮静剤で寝る時間が長くなるため床ずれが発生していた。自分では決まった方向でしか寝ないため、ぐっすり眠っている時に苦手な方向も下にして寝かせるようにすると、起きた時の傾きが治り、餌も首が持ち上がらず傾いて食べていたのが自分で首をもちあげて食べれるように戻った。筋肉が硬直していたのだな。

⑤排便痛。一番、痛そうに悲鳴のように鳴く。→何故鳴いているのがしばらく気が付かず、とうとう認知症による理由のない夜泣きが始まったのかと勘違いした(近くに排泄物は出ていたのだが混乱でお腹にちからが入って思わず出たのかと思っていた)。よく見ると肛門の周りが赤く腫れ、肛門の腫れの病気だったので軟膏を処方してもらう。まだ塗って2日のため、2週間ほど様子見。効かなければ別の病気かも?今まで必要なかった肛門絞りという作業を始めて知る。もしかしたらこれから必要になるのかな?

これも鎮静剤のおかげで寝てる時におしりを触っても嫌がらなくなったので観察することができた。

⑥かまって欲しい。誰かそばにいて欲しい。撫でて欲しい。(撫でてほしくない時も鳴いて怒る)

⑦前に進みたいのに進めない。散歩に行きたい。


大体、これを順番に潰していくとどれかで泣き止む。というか分からなくても最終的に散歩に連れて行くと10分くらいで眠くなるので眠くなるまで散歩であるかせたり、室内の広いスペースを支えながらグルグル歩かせて眠らせている。意外と自力で歩けるので助かっている。


まだまだ副作用や眠りから起きなくなるのではないか、逆に耐性が付いて効かなくなるのではないかという心配はあるが、薬のおかげで安心して人間も犬も眠れるようになって利用して良かったと思っている。

ただ、夜泣きはゼロにはならないので、近所迷惑にならない過疎地住みで良かった。


今までは思っていても我慢していたのを我慢せず鳴いて訴えるようになり、ワガママになったといえばワガママになっていて、排便痛以外は甘えたような声で鳴き、余りにも誰も来ない時間があくと怒ったように大きく鳴き始める。排便痛以外は話しかけながら対応すると少し収まるのでやはり甘えてはいるのだと思う。

本当はリビングや寝室で常に近くに飼い主がいると甘えて鳴く回数も減ると思うが、オムツができないのでトイレ問題でそれは難しく、鳴いたら部屋に行くというスタイルでいくしかない。




これから悪化していく一方なのが介護というものだが、犬人間、お互いに辛くない方法を模索していけたらと思っている。