さて、先の6月4日に藤井聡太7段が永瀬二冠に勝利し、6月8日から始まる棋聖戦の挑戦を決めました。
藤井聡太7段は17歳10か月20日での挑戦となり、屋敷9段が1989年に棋聖に挑戦したときの17歳10か月24日より僅かに若く、最年少挑戦記録を更新しました。
藤井聡太7段が最年少挑戦記録を更新するには、今回の棋聖戦がラストチャンスだったのですが、見事に更新しました。新型肺炎により対局が延期になり、一時は記録更新が危ぶまれたのですが、新型肺炎の流行が少し落ち着き、対局が再開されたことで、今回の記録となりました。
棋聖戦では現役最強と目されている渡辺明三冠に挑みます。現時点ではほんの僅かに渡辺明三冠の方が強いように感じますが、今年は新型肺炎の影響で名人戦が二ヶ月後ろ倒しになったため、渡辺明三冠は名人に挑戦しながら、棋聖の防衛戦をしなければならず、藤井聡太7段にとってチャンスと言えます。50%以上の確率で、棋聖獲得が望めるのではないかと思います。
棋聖を獲得すれば、屋敷9段の18歳6ヵ月での最年少タイトル獲得記録を更新することになります。仮に今回棋聖を獲得できなくても、年内中にタイトルを獲得すれば、最年少記録の更新となるのですが、現在白組トップを走る王位戦を含め、王座戦、竜王戦も勝ち進んでいるので、最年少タイトル獲得の記録更新の確率は高いと思います。
藤井聡太7段が一度タイトルを獲得すれば、タイトルを奪われる姿が想像できないので、今後タイトル獲得数をどこまで伸ばしていけるか注目されます。