長倉圭井子事務所です。

4月の入社時期の前後、内定学生や新入社員が理不尽な要求をされ、内定辞退や退職を迫られるケースが目立ち、「新卒切り」とでも言うべき事態がおきています。「きちんと採用計画も持たず、新人を調整弁にする企業もある」と言われています。

一つは、納得できない書類にはサインしないこと。退職届を書くよう迫られても「家族と相談したい」などと言ってとにかくその場を逃れる。二つ目は、内定期間や試用期間であっても「労働者」としての権利があると認識する。解雇は、客観的に合理的な理由があり、社会通念に照らしても妥当だと認められない場合は無効で、使用者と交渉する権利がある。三つ目は、いざという時の相談窓口を把握しておくこと。 

新卒切り対応に限りませんが、具体的にどのような指示があって、どのように扱われたのか、記録をとっておくことをおすすめします。
業務では日報を書くと思いますが、自分用に記録をすることをおすすめします。
日付・誰が言ったのか発言内容などを記します。

これは新卒切り対応に限らず、何カ月もたった当時の対応に説明を求められた等と言う時にも役に立ちますし、パワーハラスメント対策にもなります。

今回は、首都圏青年ユニオンをご紹介しますが、各労働組合に相談窓口があります。
http://www.seinen-u.org/

NPO労働相談センター
http://www.rodosodan.org/

東京都労働相談情報センター(外国人相談:英語・中国語もあります)
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/soudan-c/center/

厚生労働省東京労働局・総合労働相談センター
http://www.roudoukyoku.go.jp/advise/index.html

その他全労連の労働相談ホットラインをご案内します。
http://www.zenroren.gr.jp/jp/soudan/

なお再出発の際には、再就職支援の諸サービスがございますので、当事務所をご利用ください。(※私どもでは公共サービスの委託は一切受けておらず、営利民間サービスです)