香りや音楽って、強く記憶に結びついていることがありませんか?
好きな女性がつけていた香水が街でフッと香った時に
切ない恋の思い出がよみがえるとか……。
(私はとある理由でアラミスをつけている人に
すれ違うとイラッとします笑)
ダンスの場合は、音楽ですよね。
私のように絶対音感もなければ、
リズム感もないような人間でも、
デモに使った曲を聞くと、
ワッとそのときの思い出がよみがえります。
もちろんルーティンはもうすっかり忘れていますが、
そのとき踊った先生のこととか、どんなドレスだったかとか、
その時どんな状況だったのか(家庭環境など)……
なあんてことです。
家庭環境が激変した直後のデモでは、
先生が「女性が自立する曲を選びました」
とチャチャの曲を決めてくれたこともありました。
さすがに「オペラ座の怪人」みたいな定番中の定番曲
だと、あまりにもしょっちゅう聞くので、
思い出した瞬間にきゅんとなるほどの懐かしさは
感じなくなってしまいますけどね(笑)
それでも、
「あ~やったなあ。先生に仮面とマントつけさせたっけ。
それがあまりにも似合わなくて笑っちゃったな」
とか
「プロのドレスを借りたら、おなかの部分がスケスケで
すごく恥ずかしかったな」
なんてことはチラッと脳裏をよぎります。
年間4回くらいデモに出ていた時代があったのですが、
全部新作のわけもなく、同じ演目を教室+外デモで
3回なんてことをしていたので、その曲がかかると、
当時の夢中だった感覚とともに、
ダンスがなかったら鬱病になってもおかしくない
状況をよく生き抜いたな、なんて
人生の山あり谷ありとともに思い出すのです。
そんな思い出の曲ってありませんか?
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