ダイヤモンド・プリンセス号の大変な出来事の記憶も新たな昨今ですが、

実はですね、乗ってたんですよ、私。

あ、ダイヤモンド・プリセスじゃないですよ。

この写真の船・クァンタム・オブ・ザ・シーという客船です。

総トン数16万8666、14階建て、4000人乗りです。

マンションが動いてるみたいでした。

時期は今年のお正月のこと。

シンガポールから乗船して、プーケット、ペナンなどを回ってシンガポールへ

戻る4泊5日の旅。

 

毎年、年末年始は母と旅行するんですが、さすがに足腰も大分弱ってきたので

移動の少ないクルーズがよかろう、しかも、陸のホテルよりはるかにお安いし

乗ったまま移動できるし(船だからね)、なんてことで初のクルーズ。

 

結果からいうと、とてもよかったです。

食事は基本どこでも無料なので、食べ盛りの子供を従えた家族連れがいっぱい。

ディナーの時には、世界各国いろんなところから来た人が隣になるので、

おしゃべりが楽しかったです。

 

ちなみに客船にはグレードがあって、大きければ大きいほど薄利多売な一面

があり、カジュアルです。

スイートルームしかなくて毎晩イブニングドレス着用が当たり前といった船は

あまり大きくありません。

(私が乗ったものはドレスコードがあったのは一晩だけ。大晦日の夜のみでした)

 

で!私はひとつ大きな期待を持って乗り込みました。

客船なんだから、毎晩ダンスパーティーあるでしょ!

キラキラのダンスシューズも持ち込みましたとも。

しか~し。一回も踊れませんでした~。

社交ダンスじゃないダンスのクラスはありました。

ボールルームの音楽がかかるダンスタイムもありました。

でも、アテンダントがいなかった。

基本夫婦や恋人と踊りますから、お一人様はお呼びでなかった。

日本発着のクルーズは、ダンスを呼び物にしているツアーも

あるので、そういうのじゃないとダメですね。

 

そして、帰国して2週間後にあのダイヤモンド・プリンセス号での

新型コロナウィルス感染が起きたのです。

ひょっとしたら私の乗った船に感染者がいなかったとも限りません。

私たちはただただラッキーだっただけなのかも。

 

母が元気なうちにまたクルーズ旅行してみたいけど、当面は無理なのが

残念です。

踊れるクルーズ旅行、憧れるんですけどね。

 

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