珍しく自分で撮った写真をアップします。
去年のバルカーカップ（統一全日本ダンス選手権大会）＠飛天の間
大声で声を上げて試合の応援をできることがごくごく当たり前だったのは
ほんの１年前。
よもや１年でこんなに変わってしまうなんて、誰が予想できたことでしょう。
ダンスブログを始めたことですし、去年別なブログに書いていたものを
一部加筆修正して記録として残して書いてみます。
ご招待いただき行ってきました。
何年もダンスを休んでいたこともあり、実は１０年ぶりのダンス観戦でした。
Ｔ先生とは、出会って１カ月くらいの頃です。
それまでＴ先生の踊り自体見たことがなかったこともあり、早起きして
高輪へ。
この大会は、ドレスコードがあり（昔はなかった！）、席が席なので、
イブニングドレス。
それに合わせて前日にいつもダンスセットをお願いしている美容院で
髪をアップにしてもらった関係で熟睡できず。
でも……
一次予選から会場入り。
試合が目に飛び込んできた瞬間から、忘れていたその熱気に棒立ち。
いつもは教室で見ている先生の本気の踊りにはゾクゾクしました。
さらに今まで節操なくあちこちで習ってきた（汗）先生たちの大半が
出場していたので、目を離すヒマがありません。
当然のことながら、テーブル席で一次予選から来ていたのは私ぐらい
ですが、準決勝くらいから同じテーブルの方たちがやってきます。
ちなみに前も後ろも歴代のチャンピオンだらけです。
そして……
私の右隣が女優の紫吹淳さん、左隣が元統一全日本ラテンチャンピオンの
織田組という豪華な席。
織田先生、顔を合わせた途端に名刺交換してくださる腰の低さ。
理子先生も間近で見ると、美しいなんてもんじゃない。
お二人ともすごいオーラでした。
トップを極めた方というのは、人間的にもとても魅力的です。
織田先生を質問責めにして、決勝発表のシステムやら、優勝カップがたまったらどうするのか？とか
賞金の袋には何が入っているのか？などなどついつい取材モードに（おい）。
そして、実は、今回の観戦で最も心に残ったのは、織田組と紫吹さんのお話でした。
お食事の間のさりげない会話でしたが、そこには深い深いものがありました。
チャンピオンというのは、日本を代表して戦う立場。
このプレッシャーは本当に重いもの。
二番という追う立場はどれほど楽か。
トップスターもまた同じ。
全公演の責任を背負って舞台に立つ重圧はものすごいものがある、と。
その稽古時間を聞いてクラクラしました。
誰もが勝つために戦っているけれど、同時に、頂点を極めた人だけに見える景色がある。
栄光と孤高。激しくその場所を追い求め、経験した人にしかわからない。
チャンピオンとトップスターのお話は静かなのに熱いものを感じました。
そして……
決勝発表の時、笑顔でフロアに降りていく選手たちより、もう踊ることができず、
悔しさを必死で押し殺して拍手していた選手たちの表情が私には胸に迫るものがありました。
特にドレスチェンジをしてきた組は、それだけ賭けるものがあったのだろうと思うし。
頂点を極めるという体験などしたことのない凡人ですが、元チャンピオンが穏やかな顔で語ってくれるからこそ、その厳しさがかいま見えた気がして、ああ、私も仕事頑張ろうと心から思えました。
観戦できて心からよかったと思えた１日でした。
そして、この観戦にはとんでもないオマケが！
ディナーの最中、大会役員の方がいらして
「ベストドレッサーに選ばせていただきました。お受けいただけますか？」と。
そこから、いつも完食するのに喉を通らなくなり、お肉残してしまった！（笑）
だって、私が着ていたドレス、ここには書けないくらいのお値段。（高いの逆ね）
バルカーの役員の方にエスコートされて、フロアを一周。
（売られていく牛の気分でした。ドナドナ……）
そして、紫吹さんから記念品授与と並んで記念撮影。
（紫吹さんとの写真は絶対にネットに上げないようにと言われているので
すみません）
もーなんの罰ゲームですかっっっ。
終わって、知り合いの先生に会うたびに、
よっ！ベストドレッサー！とかおめでとー！とか生温かく祝福してもらい
穴がなかったら掘ってでも入りたい気分でした。
すみません。
……という１日でした。
あんなふうにトップ選手の踊りを目の前で、マスクもせずに、大声で応援できる
のはいつのことでしょう。
それまでダンスへの情熱と愛情が続きますように。
プロもアマチュアも。。。
読んでいただいてありがとうございます。
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