実際体験したくないこと、体験すべきではないことというのがあるでしょう。
命に関わることに、よくあります。
戦争、犯罪、事故等々、あってほしくないこと、あってはいけないことです。
そのためには、それらを体験しないために学習するべきことというのがあります。
私は先生ですから、常にその学びについて考え、取り組んできました。
戦争は2度とあってはいけないということについて、歴史の中であった戦争の事実を知ります。
資料としてあるものであったり、体験者の話であったりと、そのことから頭のなかで戦争の恐ろしさ、残酷さ等想像を膨らましていきます。
そして戦争はあってはいけないという強い思いがしっかりと心に大切なものとして残っていくことでしょう。
事故、犯罪には巻き込まれたくありません。
そのためには事故や犯罪に巻き込まれたらどうなるのか、命にどうかかわることなのか想像していく作業があります。
そしてそれらに巻き込まれないための防御方法を具体的に学習していきます。
体験してつらい目に合ったから、怖い目に合ったから、命を脅かされたから、気をつけようという学び方も人によってあるのかもしれませんが、教育ではこれらの事実を知る、想像する、それらから命を守る方法を学んでいきます。
いかに怖さ苦しさを想像させるか、先生のスキルがおおいに大事になってきます。