ときどき競馬ではなくほとんど競馬の最近。

オーギュストロダンの母父ガリレオの戦績を見て私は思いました。

最後のブリーダーズカップクラシックはダートだから負けても然り。

しかし、その前のアイリッシュチャンピオンステークスは芝のＧ1。

それまで6戦全勝のガリレオはいったい誰に負けたんじゃい？と。

ガリレオに勝った馬の名前。

それは

ファンタスティックライトでした。

前走キングジョージ6世＆…のレースはガリレオが勝ち、次のアイリッシュチャンピオンステークスではファンタスティックライトが勝ち、

どちらも壮絶な叩き合いを繰り広げた名レースとして海外では有名らしいです。

当時世界最強と言われたファンタスティックライト。

2001年ガリレオともう一頭、彼を負かした馬がいました。

しかも日本馬。

それがステイゴールド

ゴールドシップのお父ちゃんです。

ドバイシーマクラシックに出走し、僅かな差でファンタスティックライトを破って優勝、Ｇ1勝ちは無いものの、この快挙により種牡馬入りが決まりました。

世界一の馬に勝っても国内に戻ると相変わらず振るわない戦績が続き…最後の香港で劇的な勝利をあげ、Ｇ1馬という箔を付けました。

海外戦績だけだと2戦2勝。

もっと行けば良かったね。

引退して種牡馬入りする時、調教師の池江先生はステイゴールドから強い子供が生まれるか心配されていたそうで、『もしお前の子供を誰も買ってくれなかったら俺が買ってやるからな。』という気持ちで送り出しました。

そんな心配は杞憂に終わるわけですが、その後馬主デビューした池江先生が最初に所有した馬はステイゴールドの子供だったそうです。

先生はかつてメジロマックイーンを育て、のちにディープインパクトも育てた名調教師ですが、ステイゴールドの事はとりわけ溺愛していたようです。

そして、ステイゴールド産駒の最高傑作であり、メジロマックイーンの孫であるオルフェーブルを育てたのは池江（息子）先生でした。

親子で日本競馬史上最強と名高い2頭の三冠馬に巡り合ったというのも凄いですね。

ステイゴールドとドバイシーマクラシック