昨日の土曜名馬座でアドマイヤグルーヴが紹介されていました。

父サンデーサイレンス、母エアグルーヴ、その母ダイナカール。

超良血の血統で生まれた彼女はセレクトセールで当時牝馬としては最高額の2億3000万円で落札されました。

Ｇ1を勝つ事は生まれながらの宿命。

クラシックでは、桜花賞、オークス、秋華賞の全てで1番人気に推されるも、同じ父をもつスティルインラブが三冠を達成。

次走のエリザベス女王杯ではついにスティルインラブに続く２番人気に。

レースでは最後の直線で2頭のデッドヒートが繰り広げられ、僅差でアドマイヤグルーヴが勝利し、ついに初Ｇ1タイトルを手にしました。

↓武豊騎手の馬を見る目が優しい。

母のエアグルーヴにも騎乗していましたから、娘に対しては『よくやったな。』という気持ちですかね。

その後

スティルインラブは引退まで未勝利で終わり、繁殖牝馬となるも７歳の若さで亡くなりました。

アドマイヤグルーヴは翌年のエリザベス女王杯も制し、ラストランとなった阪神牝馬Ｓ（Ｇ2）も勝利で飾りました。

引退したら次は強い産駒を遺すのが宿命。

アドマイヤグルーヴは5頭の子供を生んで１２歳で急死しました。

放牧から戻ってきて様子がおかしいと思ったらすぐに倒れて死んでしまったとのこと。

最後の子供を生んで6ヶ月を過ぎた頃です。

親子が別れる離乳の時期までなんとか頑張っていたのですね。

そして5頭の中からＧ1馬が誕生しました。

最後に生んだ末っ子です。

それがドゥラメンテ。

見事に宿命を果たしたアドマイヤグルーヴ。

立派です。

そして今日はエリザベス女王杯のレースが開催されました。

昨年女王ジェラルディーナの連覇か、それとも他馬が勝つのか。

結果は、ロードカナロア産駒３歳のブライディヴェーグの勝利。

名前覚えにくい…。

そして、またまたまたルメールさんやりました。

ジェラルディーナはジェンティルドンナの娘です。

一年に一頭しか生めないのにジェンティルドンナも立派だよ。

最後の産駒といえば、わずか12頭しかいないラストクロップからすでに3頭の重賞馬が出ているディープインパクト産駒ですが、その中でもオーギュストロダンはもしかしたらディープインパクト産駒の中でも最高傑作の馬になるのではないかと期待しております。

ディープインパクトの高齢化により種付頭数を抑える為、最後の方の種付料はなんと世界最高額の4000万円だったというから交配する牝馬も血統や実力が相当良かったのかもしれません。

世界にディープの血を広げてくれるのは間違いなさそうですが、来年も現役続行するのか種牡馬入りするのか気になるところです。

顔もカッコいいですね。

欧州年度代表馬にノミネートされたものの、いちご大福の馬もびっくりの謎の大敗2回が響いたのか受賞は叶いませんでしたが、間違いなく強い馬です。

エリザベス女王杯とアドマイヤグルーヴ