おとといと昨日、一歳馬、当歳馬のセレクトセールが開催されました。


一歳馬はデルフィニアIIの2023、キタサンブラックの男の子が歴代最高額となる5億9000万円で落札されました。


この馬はサイバーエージェントの藤田社長も狙っていたようで、『本命だったので地の果てまでいこうと思ったけど、地の果てまでいってしまった。』と、6億円を目前にセリ負けた模様。



ところで、写真だと馬はおとなしくじっと立っているんだなと思ってしまいますが、ライブ配信を見ますと実際にはそんな事ないです。


それもそのはず。

初めてこれだけ大勢の人間の前に立ち、マイクでのセリのアナウンス、ハンマーの音‥初めての体験に落ち着かないのは無理もありません。

立ち上がったり暴れる子もいます。

しかも馬を曳いているのは牧場の方ではなく、セリの為に選ばれた方々。

馬からすると知らない人なわけです。

そして💩しちゃう子も多数。


そんな中、物怖じする事なく堂々とじっとしていたら買いたくなりますね〜。買えないけど。


いやー金銭感覚がマヒしそう。

2000万円の馬が激安に思えてしまいます。



↓当歳馬はママンと一緒に入場。

『なんかよく分からない所に来たけど、ママンがいるから大丈夫。』

チビちゃんは意外と落ち着いていて、ママンの方がソワソワしていたりします。



当歳馬も最も高値がついたのはキタサンブラックの子供でした。


今年のG1戦線はキタサンブラック産駒の活躍が微妙ですが、この子達は走るでしょうか。

しかし高値だから走るというわけでは無いですからねキョロキョロ

走るか分からない馬に億‥馬主はお金持ちの道楽という認識でいいでしょうか。


しかし取引価格が安い馬も侮るなかれ。

キタサンブラック自身は北島三郎さんが牧場から350万円で購入された馬ですし、キタサンブラックと同じくG1を7勝18億円を稼いだテイエムオペラオーも1000万円で購入された馬です。

それはそれで夢がありますね。


ところで、馬を見るポイントですが、血統や歩様、体つき、おしりも重要ですが、瞳や顔もかなり重要らしいです。

走る馬は瞳が綺麗で顔もカッコイイのだとか。


小柄で細く、競走馬として活躍できるのだろうか?と競馬関係者でも思ったその馬の瞳に吸い込まれるような深い衝撃を感じて金子オーナーが購入したのがディープインパクトでしたね。


私が日頃拝見している大狩部牧場の下村社長も、迷ったら最後は


『顔で選べ』


と先日おっしゃっていました。


私もいつか一口馬主に‥。