6章 ~横浜から伊豆へ〜

 

③ファスティングと栄養

 

伊豆高原にある、

「ファスティング
センター」の


スタッフ募集を
見つけた。


”身体の内
からのケア”の

必要性を
学ぶには、


これだと
直感!!

 

横浜で

暮らしている時

 

癒しや

自分の趣味に、


いつか
使えそうだと、


アロマセラピストの

資格を

取得していた。


就職が
決まった、

 

伊豆高原の

ファスティング

センターは、

 

女性向けに

”アロマと

ファスティング”を

組み合わせた、

 

ユニークな

宿泊施設で、

 

私に

ピッタリだと
思えた。

 

その頃
付き合っていた、

 

年下の彼に、

別れを告げた。

さっさと

横浜を去り、

 

自然豊かな、

伊豆高原での

暮らしが
始まった。

 

職場は

観光地でもあり、


海と山に
囲まれ、

 

自然豊かな

最高の
ロケーション。

たまたま
近所に、

優しそうな先生が

教える、


ヨーガ教室の
案内を
見つけた。

 

無料体験の

クラスを受け、

 

とても親切で

素敵な

先生の人柄が、


とても

気に入った。

柔軟性のない
私には、

ヨーガは
無理だと
最初は
思っていた。

 

でも、先生が

 

「体が固い
人の方が、

 

柔らかくなる

過程を

楽しめるから、

ヨーガに

向いているのよ!」と、

 

前向きな

優しいお言葉で、

単純な私は

 

熱心に

ヨーガ教室に
通い始めた。

 

ヨーガと共に、

玄米菜食を始め、

 

自分の
肉体改造を


楽しく

チャレンジした。

 

ベジタリアンの

ライフスタイルは、

 

身体がとても
軽くなった。

 

昼に
フルーツ1個食べ、


1日1回だけ、

夕食食べる

食生活は、

 

楽でとても

心地よかった。

ファスティング

センターでは、
 

ダイエットや
心のリラックスを

求める

女性達の

サポートをした。

 

のんびり過ごす、

ゲストさん達に、

 

アロマを使った

マッサージをしたり、

 

近所の散歩に

連れて行ったり、

 

朝の体操を

担当したりした。

 

3日~1週間の

ジュース
ファスティングが、

そこでは

基本のコース。

食を断ち、

ジュースだけで

過ごしている内に、

 

日に日に

落ち着き、

心から

リラックスし、


目が輝いて、

イキイキしてくる。

 

帰る頃は、

来た時よりも、

 

確実に

元気になり、

 

お肌はツヤツヤ、

とても綺麗に

なった。

 

元気な笑顔が

より一層
魅力的になり、


多くの

素晴らしい
変化を


目の当たりにする

現場に

立ち会えた。

そこでの

ゲスト対応は、

「静かに見守る」事で、

 

その人が、

”本来の輝きを

自然に取り戻す”

 

ファスティングの

素晴らしい

効果を

実感した。

 

私自身も、

時々一人で、

休日に

ジュース
ファスティングをし、

 

心身の浄化と

心地よさを、

実体験した。

 

一番、

印象深かったのは、

摂食障害の

10代の女の子。

 

私は、

長期滞在の
その子を

担当し、

 

「自分の
好きな所100個、

書き出してみよう!」

 

という

宿題を出した。

 

最初は、

なかなか

自分の長所を

書き出せなかった
彼女が、

 

少しずつ

変化した。

 

最後には、

笑顔の涙で

元気に

お別れした。

 

帰り際に

彼女から
頂いた、


感謝の手紙は、

私の宝となった。

伊豆高原で

働いている時、

 

長野県

安曇野市にある、

 

ホリスティック・
リトリート・センター
穂高養生園”を

雑誌で知った。

「人は自ら、

癒す力が

備わっている」を

基本に、

 

食事・運動・

リラックスという

 

総合的観点から、

 

自らの
自然治癒力を

高める事が

大切である。

 

病の原因となる、

偏った食事、

運動不足、

 

ストレスや疲労など、

 

改善する事が、

病気の
予防となる。

 

私が理想とする

本当の
”癒し”を、

 

宿泊施設として

もう実践している

場所がある!!!

 

ハワイ島の

3週間の

泊まり込み合宿で、

 

ヨーガの

インストラクターの

資格をハワイで

取りに行くと決め、


伊豆高原の
ファスティング・

センターを

辞めた。

 

早速、
穂高養生園のHPを

チェックし、

 

スタッフ募集は
春からだと知った。

 

履歴書に加え、

自分の熱意を

 

真摯に

正直に


2ページに渡る

書類に
ビッシリと書き、

 

スタッフ募集に

応募した。

 

無事
採用が決まり、


次は
長野暮らし!

自分の
学びと体験が、

 

更に
高みを深みを

 

得られそうな

期待が膨らみ、

春からの

新スタートが


心から

楽しみで
仕方なかった。