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夜乃すてら
一迅社
イクヤス

BL展開特にはないのですが
感情のベクトルの向きで判断すれば
守護騎士 ×主人 

現代の若者が事故にあって死んだのと引き換えに
パラレルワールド(ファンタジー世界)に飛ばされ
そのお話の世界の悪役ヴィオラント(受)に魂がすり替わるお話。
  
 天然頑張り屋な受
熱血攻
西洋風ファンタジー
ケモ耳獣人あり魔法有り

現代っ子がすり替わった世界は
彼が好きだった漫画の世界。
なのになんの因果か
主人公と敵対する悪名高いレッツェルハイン一族側の人間にすり替わってしまっていた!
 それも不憫な事に悪名高いのは父と兄だけ、
本人は非力で一族でも居場所がない
目立たない窓際の存在。
 しかし持ち前の優しさと現世の知識で
勇気を持って不遇な環境から飛び出していく
ヴィオラントと彼の忠実なる守護騎士レジオン(攻)の暮らし。


はじめに
BL要素起こりません。
そこをご了承の上購入 お読みくださいね、
どちらかというと
ヴィオラントは天然っ子なので
ボーイズラブの存在自体知らないので
彼のそばに仕えるレジオンが
勝手にいつも萌えてオタオタしちゃってる
感じですね。
BLを読むという感覚より
ライトノベルのパラレルワールドものを
読む感じでいてください。


さて、
大まかなストーリーの紹介は
悪役になっちゃった
基本善人な少年による奮闘記
と、言ったところでしょうか?

しかし、
ファンタジーの悪役が主人公という
折角の掴みが活かしきれていない。
  悪役の少年がどんなに悪名高くて
それに対して現代から来た少年が善人で…
みたいなギャップが欲しいのに
漫画『姫君は夜と踊る』
か誰も読んだ事のない架空の話なので
悪役=ほんとは善人
のギャップがこちら側に生まれづらいです、
いっそ有名なおとぎ話や神話・漫画を
オマージュした方が
最初から悪役への先入観とのギャップが
楽しめるのではないか?

何にも知らない漫画の悪役という事だと
初めて読むこちらは
ただ唯良い子の主人公が
一生懸命頑張ってるお話、以上。
っていう感じで終わってます。

終わってると言えば
エンディングこれで良いの?
それとも続きが出るんだですか?
全く尻すぼみ
何が描きたかったのか
よく伝わりません。
特に最後のおまけページに
エンディング後の展開が描かれてますが
色々矛盾を感じてしまいました。
印象的にあっている登場人物同士が
再会してるのに
『はじめまして』
と名乗るなんて?

なんだか
後味の悪いのいうか
これで本当に良いの?
と不安になる作品でした。