新田祐克
スーパービーボーイコミックス
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
人気俳優同士
芸能界
年下攻
シリーズ4作目
必ずせめて『〜ALIVE』からでも
読んでくださいね。
新人俳優の翔が
岩城(受)の過去の過ちによって出来た
実子だと知った後での
周囲には秘密の親子共演。
なかなか思うような演技ができない翔に
芸能界の父として自らも何か出来ないかと
一人気をもむ岩城。そんな彼を側で見て
支えようと感じる香藤(攻)。
そんな中、地方に暮らす翔の育ての父が上京。
翔は、普段にない父の様子から
(岩城さんが翔の実父だ)と
父が感づいているのではないかと
岩城達に相談する。
そんな彼が翔と岩城の共演を知って
辞めさせようと直談判にやってきた。
その時岩城は⁈
いつもながら
コミックということもあり
大好きな作家さんという事もあり
イッキに読破したシリーズ4作目。
今回も結構、翔君や香藤君の甥っ子・洋介君が 活躍するのを見て、
改めて主役の2人の関係は
成熟して昇華したのだな、と
少し寂しくそして微笑ましく思いました。
何があっても波風立たない2人には
波乱のドラマなんて今更起きないですもんね。
何と言っても読者も衝撃のまさかの岩城の
隠し子問題でもチラとも揺れなかった
香藤の鉄壁の想いですもんね。
なので4作目は、
意外に過保護な岩城さんの父性のお話?かな。
翔の仕事での苦しみ、
洋介君のプライベートでの悩みを
トキに厳しく
トキに大きく
包み込んでくれる大きな大人の人に、
さらに一人大人の姿勢を貫こうとする
岩城を後ろからソッと支えようと
決意する香藤は
さらに男前に成長してた。
もちろん香藤さんだから
岩城さんの前では
デレデレ、甘えん坊にもなりますが
年下なのに時に精神的に岩城さんより
年長者のように包み込む大人の漢でした。
こうなると問題は次巻のタイミングだけ。
これだけ楽しみな作品なだけに
あっという間に読み終えて
5巻がまだまだ先なんだろうなと思うと
もう、今から待ちきれないよ。
イラストは相変わらず美麗。
吹き出しの配置も
読者の視線に合わせて
読み進めやすよう配置されているのは
いつものことながら
サスガ‼︎と思いました。
ところで
一箇所すんごく気になってる
コマがあるのですが、
分かりますか?
『アーバン・サファリ』の16ページ目の
右下のコマのモジャモジャは
書き漏れのミステイク?
それともカフカ的に
洋介君の心情を表す壮大な表現方法?
これがモヤモヤしちゃいました 笑