宮緒葵
リンクスロマンス
座裏屋蘭丸
⭐️⭐️⭐️⭐️
美貌の弁護士 × サラリーマン
かつての恋人
上下逆転下剋上
犯罪級ヤンデレ
軟禁調教
最近、
サラリーマンの数馬(受)は、
友人の借金の保証人として
ヤクザに厳しい取り立てを受けていた。
その友人は数馬を囮に雲隠れして
にっちもさっちもいかない毎日。
そんな時に開催されるクラス会。
友人が現れるのではないかと
藁にもすがる思いで
参加したクラス会で思いがけず
再会したのは、かつて何度も性のはけ口として
お互い愉しんだ孤独な少年、雪也(攻)だった。
あの頃の少女と見間違う雪代白の美貌は
逞ましい大人の美丈夫に成長して
今の惨めな己に卑屈になる数馬。
かつて、何も言わず雪也の前から
姿を消すことで
一方的に別れを告げた後めたさもあって
早々に会場を後にしたのだが、
待ち伏せしていたヤクザ達に
拉致されかけて、
そこに助けに入ってきてくれたのが
あの雪也だった。
『彼は僕の大事な友人です。』
彼は俺のことを恨んでないのか⁈
それからぼうぜんとする数馬を病院に
連れて行って、その後も
何くれとなく世話を焼いてくれる
雪也に何か裏があるのでは
ないかと怯えながらも
彼のそばは
何故か心地よくて、
いつの間にか彼の手の中に
包まれるかのように
ズブズブとはまっていって…
かなりの問題作です。
ネタバレです。
攻は魔性のサイコパスです。
複雑な家庭環境が
彼をそう構築したのか
かなり病んでます。
数馬に捨てられて病んだのかと
思ってら
それ以前から孤独な少年は
病み始めていたみたいで
高校で始めてあった時から
相当な数馬への想いを
こじらせていたようです。
数馬が消えてからの
執念の日々は
後半の彼の告白で
サラーっとしか触れてませんが
彼視点でこのら物語を
妄想してみたら
相当怖い話になっていただろうな
っと思わず背筋が寒くなりました。
随時作品は数馬視点で書かれてるので
最初の頃は
献身的な雪也の態度のおかげで
ヤクザの追求や
会社の同僚の嫌がらせなどの
暗い出来事が薄まって
温かな絆を感じさせられていたのに
最後の最後
数馬が見てしまう雪也の真実に
一気に地獄に叩き落とされます
が、
二人にとっては
両思いの確認ができて
ハッピーエンドなのでしょうね。
二人だけの世界ではね。ゾクッ{(-_-)}
ただ、周りの人達は
迷惑っちゃ迷惑
とにかく目かけたら
全力疾走ですね。