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石原理
イァハーツシリーズ
⭐️⭐️⭐️

ヤクザの構成員 × 高校生

嘗ての親友、肉親より深い縁
再会
ヤクザもの
シリアス

シリーズ2作目
『テッペンカケタカ』
読んでから来てください。

小さい頃は同じアパートで暮らし
互いが同じ半身と信じて共に
過ごしていた
とら(攻)とさくら(受)
けれど、さくらが15歳の夜
とらは何も告げずに
突然姿を消した。
あれから2年。
高校生になったさくらの前に
成長して男らしくなった
とらが現れた。
そして
『おまえが好きやねん。
  応えられへんのやったら
 もう二度と会われへん』
と一方的に欲望をぶつけてきてー


懐かしいアイツらに
また会えた
っていう感じ。
先生の絵は
決して精密でも
美麗でもないんだけど
ちょっとした目線
台詞の間
大きな唇に
なんとも言えない
色気かあって
たまりません。
『あふれそうなプール』
もそうだけど
思春期の
ドロドロした
男の子の
期間限定の
欲情や侠気が
丁寧に表現されてて
大好きな作家様です。

今回
成長した二人が
再会して
お互いの
恋ゴコロを
意識し始めるところなんて
最高に石原節。
決して、ウジウジしない
むしろ
やったろうじゃん!
っていう
スパーっと
思い切りのいい
受の
きっぷの良さが
たまりません。
そして、攻である
とら君は
ガタイはでかくて
男臭さムンムンなんだけど
少しさくらちゃんに
主導権譲ってあげてる風の
余裕のある男らしさも
たまりません。
どっちもヘタレてない
どっちも漢なやつらです。

こんかいのストーリーは
二人の恋が動き出すと共に
とらが所属する
組の襲名式に絡んで
サブカップルの
アダルトカプ
(ヤクザ幹部×ホストクラブ代表)
の腐れ縁にも
波乱が巻き起こりそうで
見逃せない一冊です。

そして
こんなに待たされて
びっくりなのに
12月には
いきなりの
完結編発売と
驚きです。