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木原音瀬
ガッシュノベルズ
笠井あゆみ

攻 ナイショ
受  元金持ちの道楽息子→性奴隷
(あえて攻主人公誰か、書きません)
最初読んでても分かりづらいんです


アラブもの
エログロ
モブエロ
SM
獣⚫️

父の残した借金の為に
地下の人身売買オークションで
ファウジ(受)を買ったのは、
一見紳士にみえた男、ラージン。
しかし、その若き実業家、ラージンの目的は、実の兄をファウジの父に
同じように性奴隷として買われ、
無茶苦茶にして半死の目に合わせた
その兄への復讐のためだった‼︎
失踪した父の代わりに
父の犯した悪行の数だけ男や獣に
その身を穢し続ける事を要求される。
そんな爛れた性奴隷の日々の果てに待っていたものとは…


まず、攻が誰か⁉︎
これを勘違いすると
途中までただ悶々と読み進めることになってしまいます。
又、気をつけて欲しいのが
受主人公に心情を寄せて
この作品を読んでしまうと
かなり苦しむ事になってしまいます。
(私はその口だってので、
途中体調まで崩して、
夜悪夢を見るほど
気持ち悪くなってしまいました)

木原作品の受主人公は
先生自身も、おっしゃっているように
なかなか性格が悪いです。
元々同情の余地がないほどな最低キャラなんだけども…それにしても
今回の主人公ファウジも、
そんな感じ。
父の会社が倒産するまでは
ワガママ放題の
かなり歪んだ性格だったらしく、
誰からも手を差し伸べられない
可哀想なヤツです。
皆から
(見た目だけ、中身は汚泥)
と言われちゃったりするくらい嫌われ者。
 だけどだけど
受の扱いが酷すぎる。

『ラインハルト』読んで以来の
気持ち悪さでした。
こんなに心身共に疲弊したのは…

 その要因の一つは、
【受の愛されなさすぎ】です。
  全体で3章あって
第2章のラストのラストまで
誰が攻候補かさえ分かりません。
皆から忌み嫌われて
同情さえされてませんでしたからね。
  第3章入って
やっと攻主人公がはっきりしても、
ファウジのさらなる落ちぶれた姿が
痛々しくて、
読み進める事が
私的には困難になって
斜め読みで省いてました。
 それぐらい受主人公の扱い
回を追うごとに酷くなって
この作品に関しては
【萌え】は一切ありませんでした。

  ただエッチ描写の数、
バリエーションだけは凄くて
その手のエログロが好きな方には
愉しめるのかもしれませんね。

  同じエログロ描写でも
山藍先生の『江戸繚乱』など
攻主人公がはっきりしていて、
それが例え愛じゃなくて、
執着という形ででも
はっきり見えていれば
読んでいて苦しくなかったんだけど、

  今回の作品は木原先生の作品
『フラジール(英語表記)』よりも
問題作品だな~

  まあ、興味のある方は
読んだらいいんじゃないですか。
っなんて
ちょっと投げやりな感じでごめんなさい。

  それぐらい表紙の美麗さに
騙されて読んだ私のショックは大きかったと思ってくださいませ。

とにかく何でもいいから早くお口直ししたいです。