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榎田尤利
シャイノベルズ
奈良千春

ヤクザ組長×タフな交渉人

年下攻
事件性
ギャグ


シリーズ完結後、おまけのラストストーリー
なのでこの巻でも十分楽しめますが
その前のシリーズを読んでからの方がこの二人の関係を理解して親近感持って迎えられるのでそちらを読み終えてからをオススメします。

なんとなく二人の関係を認め合うようになった
ヤクザの兵頭(攻)と、交渉屋を生業とする芽吹(受)。
なのに性格の不一致から
日常詰つまらない事でケンカが絶えない二人。
そんな気まずいケンカの最中に
臨時ボーナスが入った芽吹は
慰安旅行と称して
事務所の仲間とこっそり沖縄旅行へー
 当然事を知った兵頭は芽吹の後を追って沖縄へ向かう…

シャイノベルズ大人気作
先生の記念すべき100冊目という事で
完結した人気シリーズの
特別復活作品となりました。

まだまだ素直になれない芽吹さんが
このゆる~い沖縄の風の中で
兵頭とのこれからを受け入れて
永遠を生きていく決意みたいなものを
産み出したストーリーだったのではないかなと思います。
二人の関係のスタートが
兵頭からの押して押して…だったので
芽吹さんはいつもいつもそれに流されて
そしてめまぐるしい日常に埋もれて
キチンと自分の中の
『兵頭スキ』
という気持ちを、
じっくり見つめ返す時間もなかったんでしょうね。

なので今回の沖縄への旅は
本当に迷い多き芽吹さんにとって
よかった事だな、と思います。
結果的に受け入れて貰えて兵頭さんもハッピー‼︎

めでたしめでたしな完でした

なんだけど、
ここから
個人的に思った事
この作品全体通してあんまり萌えなかった。
大好物のヤクザもの
その上、稀代のストーリーテラー榎田先生なのになぜか…?
今まで読んだヤクザ物の中で
一番心に刺さらなかったのが残念なんです
これだけの人気作品なのに
どうしちゃってんでしょうね。

今回もおまけの付録の
核&天シリーズスピンオフ目当てだったんですよね。
ホント、蓼食う虫なので
気にせず
皆様は読んで下さいね。
必ず心の琴線に触れる人達かわいます
これだけの人気作品なので。

今回良かったシーンは
二人のシックス⚫️インシーンです。
初めてのその行為への
芽吹の羞恥心が
読んでるこちらにまで
伝わってくるようで
読んでて心臓がバクバクしそうでした。
ホント、そういった行為って
いくつになっても、何度裸を見せ合う仲になっても
恥ずかしいものは恥ずかしいんですよね。
照れっ、、、