石原 理 ハーツシリーズ  ☆☆☆☆

ヤクザ×闇医者


学園物→ヤクザ物 


幼馴染物

不遇の子ども時代をすごした同じアパートで育った二人の少年。



龍園寅次郎(攻)―水商売あがりの化粧の濃い母親に育てられるオレ。

お隣さんのさくら(受)は2つ年上のオレの憧れのヤツ。



近所のガキのいじめや大人の口さがない悪口もさくらがいてくれたら

それでよかった。

 やがて大人になって2人の人生を賭けた男の物語が始まる。

 う~ん

まとまらない前説でごめんなさい。



小学時代、現在、高校時代と絶妙なブレンドで

寅とさくらの2人の群像が交差し、

どう説明してよいか。



現在は寅とさくらに関係深い大ヤクザの突然の死にからんで

寅とさくらの人生が大きく変ろうという矢先のところで

過去にトリップ。



 寅は、さくらをヤクザのトップに据えて、

これからの組織をさせていこうという所まででした。

(なんだか、組織内部にも裏切りもの?!が居そうな

 ハラドキな展開のところだったのに)

 

 しかし、これから新たな人生の賭けに乗り出す

2人の深い絆を知るために過去話も重要なんだろうね。



 お互い親の愛情薄い不遇の少年期、

お互いの存在だけが温かな一筋の希望。

そんな中、寅は自分の心の中に育っていく

「さくら」への友情以上の感情に気づいていく。




秀麗で冷たい美貌で周りを振り回しクールに振舞うさくら。



ウェットすぎないやんちゃな2人の世界に萌えます~

強気の受「さくら」かっこいーしね。



 なんだかんださくらには甘い寅も

男っぽくじめっとしてない所が魅力だしね。



 サブキャラの「緋高×八代」のヤクザ×ホストコンビもダンディで色っぽい。



ほんと、ひさびさ続きが早くよみたくなる作品に出会った。
受と攻がベタつかない対等関係を築けるところが魅力なんだろうな。