樹生かなめ 講談社ホワイトハート文庫 奈良千春 ☆
ヤクザの2代目組長 × 幼馴染の内科医
年下攻、幼馴染再会モノ、天然キャラ攻、受お母さん的キャラ
名門明和病院の美貌の内科医、氷川諒一(受)には、
最愛の人がいる。
十歳年下の19歳でありながら、
指定暴力団・真鍋組二代目、昇り龍を背中に背負う橘高清和(攻)だ。
共に愛情薄い幼少時代をすごし、
辛い子ども時代のただ一つのつがいとして過ごす。
しかし、十年前のある日、まだ幼い清和が顔に傷を持つコワモテの男につれさられ
離れ離れになっていたところ、
氷川の勤める病院にお礼参りに乗り込んできた清和と思わぬ再会を果たす。
そのときから、共に離れられぬ強い絆で再び結びなおされ、
清和は組の秘密を知られた氷川を皆の前で
「僕の女房にします」
と宣言し、自らの命をかけて守ると誓う。
そんな、氷川はいつまでも、清和の子どものころの印象がぬぐえず、
(自分こそ、清和を守らなきゃ)
と密かに心に誓いをたて、清和にヤクザをやめるように説得する日々なのだが・・・・。
ひさびさ、コメディタッチをお得意としる樹生先生の大型シリーズもの着手です!
確かに今回の作品もコメディ色濃厚です(笑)
まず、Hに至らない(笑)
あっ 、といっても誤解を解きますが
初Hもとっくにいたしてて、回数も重ねてますが
清和が氷川のカラダを気遣うあまり、&
清和が組長になってまだまもなく
忙しすぎて邪魔が入りすぎるんですね
おまけに清和は、氷川の前では弱い、、、(笑)
なんといっても、オムツを替えてもらった過去がありますから
頭があがらない、
氷川のほうも
「お肉ばっかり食べてちゃ駄目だよ。
野菜、ちゃんと食べなきゃ」
ってな感じでなんだかお母さんみたいに接してます。
この外と内のギャップが清和可愛いキャラなんでしょうね。
樹生先生の攻キャラはなんだかいつも可愛いです
「不条理な男」の攻もモッテモテ男子だけど、
なんか妙にヘタレだし、
そこに合わさって、
氷川の日常一般(と、言うより裏社会?)常識の欠落っぷりがカワユイ。
橘川顧問に
「先生、今外に出て行ったら危ないんですよ、蜂の巣って分かりますか?」
って問われて、
「あ~、それって中華料理の食材ですよね、あんまり得意じゃなくって丸呑みしちゃいました」
みたいな珍妙な会話になってしまうところが
清和もお世話役のショウもほっとけないんでしょうね。
ドロドロした裏社会に生きる男達だからこそ、
こういった氷川のピュアな姿に虜になっちゃうんでしょうね
まあ、こんかいは
初回ということで
萌え要素は薄かったのですが
次こそ、清和作中で氷川くんを押し倒すんだぞ~
そして、念願のコンドーさんなしのHできるといいね(笑)