佐々木禎子 講談社X文庫 ホワイトハート 実相寺紫子 ☆☆
世界の政府機関をバックにつけた国籍不明の謎の男 × 香港最大手マフィアの代表
美しき凶器と謳われる香港マフィア「新勝義」の若き香主・劉華炎(受)は
日本で新ビジネスを始めるため横浜に拠点を設けた。
薬物中毒だった母に早く死に別れ、
兄、華勝の寵愛は受けられず、
心の傷を負いながら生きいそぐ華炎。
そんな彼を裏切りながらも同じだけの執着愛で付けねらう国籍不明の謎の男・パク(攻)。
手元近くにおいて、利用しつつも様子をさぐるため日本にもつれていき、日本のビジネス成功に利用する。
主人を翻弄し、時には噛みつく猟犬のようなパクに、
華炎は殺意と愛情を同時にいだいていく、、、、
「ヤンデレ」です。
手を抜けば、こちらがやられる。
そんな男を手元近くで飼い、
傷つけ、その血をみるとより興奮する受様と
痛みを感じない精神と
愛するものをどんな状態でも手にいれ
奪い囲みこみたい攻、若干ワンコ攻、
通常の恋愛の域を脱してる2人です。
前回までの裏切りの連続からどう決着するのかと楽しみにしておりましたが
今回も決着つかず、
っというかこの2人はこのままで幸せなのかもね
常に寝首をかかれる緊張状態が一番ゾクゾクするんでしょうね、
なんといっても
ナイフお床にぶっ刺したままHしちゃうんですから、
今回は華炎さまのツンツンなうえに結構可愛い一面がみられます、
自分の精●でマーキングした上でずたずたに切り裂いた格好でパクを追い出しちゃいます。
それも確信犯で!
実はパクの困った顔がみたいからの行為ということで
なんだ~ 結構華炎さまもかわゆいところがあるのだな~って思っちゃいました、
そんな華炎さまにも負けていない変態っぷりなのが、パクくん
華炎さまの精●まみれのまま放り出されても
「僕は貴方の精●の匂いが大好きですよ。
香水なみに全身にふりかけてもいいぐらいだ。
もしもこの匂いが商品化されたら、買い占めて
毎日つけて歩きたいくらいだ」
ってのたまうくらいですからね
・・・どっちもどっちなんでしょうかね、
今回はそんなパクの執着愛の暴走っぷりが描かれてます、
なんと言っても
華炎さまを眠らせて、
拉致った上に薬漬けにして閉じ込めて、
自分だけのものにしようとするんですもの
思いきったもんだね、
普段切れすぎるぐらい切れすぎる頭のいいパクがこんなことするなんて、
相手は マフィアのトップだよ、ちょこっと考えたら無理ある計画なのに・・・。
でも、そんな後先考えてないくらい追い詰められて起したパクの行動から
彼の華炎への並々ならぬ想い、執着がにじみでてますね、
だからこそ、愛を信じない華炎さまの心にもその想いが届いたんだろうね、
そう考えれば、今回の事件も2人にとっては愛のスパイスなのかもね、
・・・でも相変わらず華炎はパクを殺したがってるし、
パクは華炎を・・・だし、
つまり 2人はいつまでもこのまんまってことで
幸せなのかな・・・・
結論は出ない感じ?!
う~ん
続きってあるのかな???