西野花 Lili文庫 香坂あきほ ☆☆☆
Sな夜街経営者 × 猫っかぶりな日舞師範
SM逆転！
攻目線BL
「亡き父から託された日舞東雲流のパトロンという立場
そんなものは御免だ！っと手切れ金を渡しに向かった東雲家で、
櫻井（攻）は美貌の家元候補・彩人（あやと 受）に一目で心を奪われた。
援助の継続と引き換えに、
強引に愛人契約を結ぶものの、
兄弟子へ想いを寄せる彩人は櫻井には見向きもしない。
憤り、手酷く彩人を犯しても、彩人の態度は崩れず、
そんな彩人にますます心奪われ、
櫻井は身体だけでなく、彩人の心も欲しいと懊悩し、
意のままにならぬこの状態に焦れるうちに、
今度は彩人の兄弟子が思わぬ行動を！」
結構ツボなBLです！
なにが・・・・
それは ｷｬﾗの性格
普通 ↑なｽﾄｰﾘｰから想定するに
受の彩人のｷｬﾗは儚げな可弱い美人を想像しがちですが
これがまた！かなり口も悪いし、態度もでかい
櫻井のことは「あんた」「変態」
「好きにしてみな」
など・・・。
（家元や兄弟子などの前ではおとなしく淑やかなのだが）
櫻井の前だと
「ねじ切って踏み潰す」とか平気で口にしますし、
反対に、攻の櫻井は夜の街で風俗店を何件も経営するヤクザの庶子で
男も女も海千山千の男で
自分のことをどちらかと言うとSと豪語していたのに
彩人の前ではなぜか言われたい放題のMっ気がでてます
彩人を気持ちよくいかせることに快感を覚えて
このごろはご奉仕ｷｬﾗに変化してます。
彩人も子どものころからぼんやりと恋慕ってきた
兄弟子には好き放題されてきたのに
なぜか快楽には溺れてこなかったのに
櫻井に堕とされてからは
胸だけの刺激で極め
挿れられるだけで逝っちゃうほど
淫乱な子に育ってきました。
なのでこの2人は運命の2人だったんでしょうね
攻め目線の作品なので
いつも強気だった櫻井が
「やべえ 相手の術中にはまってるぜ」って
思って身体で調教しようとしても
こちらが反対にペースをみだされ、すっかり彩人の虜になっていく様が
読んでて可愛いです。
最後はそんな自分を受け入れ
彩人を愛で、奉仕することに最上の喜びを感じている
そんな櫻井へのご褒美は最後の最後、彩人からのお言葉！
「・・・・そういう気の利かないところ、世界一鈍くさいと思うけど、、でも仕方ないから好きになってやる」
櫻井、おめでとう！
ｲﾗｽﾄ、もう少し 色っぽい先生に書いてほしかったな～