西野花 花丸文庫 実相寺紫子 ☆☆☆☆
西側帝国(敵国)の勅使 ×弱小国ミカサの皇子
調教LOVE
西側列強国が世界の覇権を争う戦乱の世。
ミカサの親王・夕霧(受)は、
祖国を救うため、ヴァージニア帝国皇帝の寵姫になる決意をした。
皇帝は男女の別を問わぬ好色家。
反して、夕霧は、閨事の経験もない無垢なままであった、
そこで、帝国勅使の准将フリゲート(攻)は、
夕霧に対して皇帝を満足させるように閨房術の手ほどきを受けるように迫った。
無垢な体に酷なほどの淫蕩な情交。
それを懸命に受け入れる夕霧の姿にフリゲートの心が動く・・・。
久々のヒットBLです。
まず 表紙の実相寺先生のイラストにうっとり、、、
実相寺先生の攻様ってちょこっと鬼畜っぽい片笑みが萌えですね(笑)
受の夕霧さまの優艶な表情もいいです
表紙LOVE→レジのパターンだな こちらの作品は
それで もって外れない内容です
性教育の先生と本気のLOVEといった展開は
「束縛中毒」などの作品にもあるように
調教→LOVEな展開はよくあるパターンなんでしょうが
こちらに (中世ヨーロッパ+平安日本÷2)な
雰囲気がとってもロマンティックで素敵ですよね~
時代ものはイラストの先生泣かせかもしれませんが
読者としてはやっぱり萌えますね
(金の房飾りとか女子の好物なんでしょうね~)
さて、ここからネタバレありますが
調教師と受の間に恋愛感情が芽生えると
本来の所有者である「皇帝」への攻のジェラシーもあるし、
受のいつかは「皇帝」に抱かれないといけないの、、、シクシク、、、、
が定番パターンです。
(そこにひねりを加えると「皇帝」もめっちゃいい男で鬼畜ででも受のことすんごく愛してるのキャラが
でてきたりするんだけど・・・その場合はシリーズものぐらいぐちょんぐっちょんな人間ドラマものだね)
今回は割と分かりやすく単発ものなので、
「皇帝」がおじさんで超性格が悪いので分かりやすくてよい、
フリゲートもいちおう皇帝には物申せる高級貴族なので
「もっと仕込みます」っていうことで
「皇帝」にはお尻の●にお触りだけで難を逃れて
これからもフリゲートの館でLOVE&調教
乙女読者の願いをかなえて、
二人のハッピーエンドのために
フリゲートはクーデターを起こし、
皇帝を帝国の座から引きずりおろし、
自分が帝国の最高権力者におさまります。
そこで、あえて夕霧の立場を思い、
国許に帰してあげるのだが、
半年たって再会。
再び濃厚LOVEライフはつづく、、、、のハッピーエンドです。
安心して読めますよ
それにしても実相寺先生のイラストで
言葉攻めキャラは萌えます~
睥睨してる顔が最高にセクスィー
受の涙目イキ顔カワユイです